郷土料理
マカオはどこの国に属しているかご存じですか?意外と知られていなかったりするのですが、マカオは中国の経済特別区に属しています。そのため、中華料理のレストランが結構多く、おいしいと話題の飲食店も数多くあります。
中華が郷土料理になるのですが、実は中国に返還される前まではポルトガル領であったこともあり、ポルトガル料理もマカオの郷土料理とされています。日本ではあまり知られていませんが、街中の多くのレストランで提供されており、人気を集めています。そこでこちらでは、代表的な料理とおすすめレストランをご紹介します。
主な料理
アフリカン・チキン
香辛料とココナッツミルク・トマトなどを使って、鶏肉をグリルした定番料理です。1970年代にポルトガルの植民地だったアフリカの国々が独立を果たし、そのアフリカの国々に住んでいたポルトガル人がマカオにやってきて伝えた料理と言われています。数多くのレストランで見かける定番メニューの一つです。
カレー・クラブ
新鮮なカニをカレー風味で炒めた人気のシーフード料理です。ポルトガルにはこの料理がないため、ある意味純粋なマカオ料理と言うことができます。ちょっぴりスパイシーな味付けが特徴的で、外国人観光客からも良い評判を獲得しています。
エッグタルト
こちらは日本でもお馴染みのスイーツです。ポルトガルの伝統菓子「パステイス・デ・ナタ」が由来で、ポルトガル統治時代にマカオに伝わって以来、定番のスイーツとして高い人気を集めています。
おすすめレストラン
カルロス
マカオで生まれたポルトガル人(マカオはかつてポルトガル領でした)のカルロス氏がオーナーシェフを務めるポルトガル料理のお店です。地元に住んでいるポルトガル人から極めて高い人気を誇っており、様々なポルトガル料理やポルトガルのビールなどを味わうことができます。
祥記麺食専家
中国・マカオの伝統料理として知られている竹昇麺(チョクセンミン)の老舗です。竹でできた棒で麺を打つことからこの名前が付けられました。値段もお手頃で気軽に足を運んで食事を楽しめます。
リストランテ・エスカーダ
1世紀近く前の歴史的建造物の中で営業を続けているレストランです。館内は白を基調としてまとめられており、清潔感が漂います。もともとは女性オーナーが趣味の一環として始めたそうですが、人気を集め本格的なレストランとなりました。家庭的な料理を中心に様々なメニューが揃います。
プラタオ
観光名所としても知られている「聖ドミニコ教会」の近くにある本格派ポルトガル料理のお店です。総督府のシェフを務めたという素晴らしい経歴を持ったオーナーシェフが、様々なポルトガル料理を振る舞います。広々として開放感のあるテラス席がおすすめです。
まとめ
以上、マカオにある4つのレストランを取り上げてみました。数多くあるホテル内には様々な高級レストランが存在しますが、今回はあえて一般の場所にあるおいしいと評判のレストランだけに絞り込んでみました。ぜひ足を運んでみてください。