ハネムーン

ハネムーンに人気の旅先として常に上位にランクインしているのがミラノです。ベネチアやローマ・フィレンツェなどを周遊するケースも多く見られます。そこでこちらでは、そんなミラノでハネムーンにおすすめの観光スポットをご紹介中です。

世界遺産

これまでの投稿でも触れたことがありますが、イタリアは世界で最も多くの世界遺産を有する国です。そしてミラノにある世界遺産は「レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院」という登録名で、登録されています。

最後の晩餐

レオナルド・ダ・ヴィンチがサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院の食堂の壁画として描いた、あまりに有名な作品です。彼のパトロンであったルドヴィーコ・スフォルツァ公の以来で1495年に制作を開始し、完成したのは1498年と言われています。

レオナルド・ダ・ヴィンチの作品は未完成のものが多いと言われますが、そんな中でも数少ない完成品のひとつでもあります。縦4m・横9mの巨大なテンペラ画です。

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会

カトリック教会の聖堂です。前述の「最後の晩餐」はこの教会の敷地内の修道院にある食堂に描かれています。ミラノ公フランチェスコ・スフォルツァの依頼で建築家ソラーリによって建築され、完成は1469年となっています。また、一部は1492年以降にドナト・ブラマンテによって改築されたと言われています。

注意事項

最後の晩餐は直接見ることができます。ただし完全予約制です。そして見学日当日は予約した時間の30分前までに到着していなければなりません。なお、予約は電話かインターネットからすることができます。日本人観光客の多くは日本の旅行会社が提供しているオプショナルツアーを利用するケースが多いです。

見学はグループごとにすることができ、一グループ最大25名で行われます。見学時間は15分程度です。見学時間は当日の混雑状況次第で若干変動します。なお、写真撮影・ビデオ撮影共に禁止されていますので、ご注意ください。

ガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世

後述のドゥオモ正面に向かって左手にある大きなアーケードです。2つのアーケードに覆われていて、ドゥオモ広場とスカラ広場の間をつないでいます。1861年にデザインされた後、イタリアの建築家ジュゼッペ・メンゴーニによって10年以上の年月をかけて建築されました。

アーケードの道の両サイドには一流ブランドブティックやレストランなどが並んでいます。特にミラノで生まれた有名ブランド「プラダ」の本店があることでも有名です。トリビア的な情報になりますが、日本で最も人気のあるテーマパーク「東京ディズニーランド」のワールドバザールはここをモデルにして作られています。

ドゥオモ

前述のガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世と並んでミラノを代表する観光名所です。初期の聖母マリアに献納されているドゥオモで、135本の尖塔があり、尖塔一つ一つに聖人が立っています。また最も高い尖塔(108メートル)には金のマリア像が立っています。

世界最大のゴシック建築として知られており、存在感抜群の外観や荘厳さを感じさせる内装など、とても雰囲気があります。第二次世界大戦中にミラノは爆撃を受けましたが、連合国側の判断でドゥオモは爆撃を逃れたと言うほどです。記念撮影の名所でもあり、多くの外国人観光客がこの地で写真撮影をしています。

スフォルツェスコ城

スフォルツァ城とも呼ばれるこの建築物は、ルネサンス期の建造物の中で最も大きな歴史的建造物です。14世紀にミラノで権威をふるっていたヴィスコンティ家の居城を、1450年にミラノ公爵フランチェスコ・スフォルツァが改築して、現在の姿となりました。

現在は内部に「スフォルツェスコ美術館」「考古学博物館」「楽器博物館」があり、建物の内部も見学することができます。ミケランジェロの最後の作品「ロンダニーニのピエタ」なども展示されています。

市民公園

ドゥオモの北東、ミラノ中央駅の南部、ヴェネツィア通りの西側に広がる約17万平方メートルもある大きな公園です。これといった観光名所があるわけではないのですが、ミラノ市民の憩いの場として活用されており、園内には自然史博物館や水族館・プラネタリウムなどがあります。ミラノのデートスポットとしてもおすすめです。

イル・サンブーコ

ミラノ屈指の高級ホテルであるエルミタージュの中に入っているイタリア料理のレストランです。シーフード料理・肉料理・ワインそれぞれが種類豊富に用意されており、味もサービスも超一流です。館内はヨーロッパの宮殿の一室を思わせるかのような高級感があり、極めて人気の高いレストランとなっています。