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ドルソドゥーロ地区~ジュデッカ島

ドルソドゥーロ地区~ジュデッカ島の観光名所をご紹介しています。歴史的に価値の高い建造物が多く建ち並んでいるエリアです。特に最初にご紹介するサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会はベネチアを代表する観光名所のひとつとして有名です。

サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会 大運河の南側の入り口にそびえ立つ、重厚感と高級感を感じさせる巨大な教会です。1630年にペストが終焉したことに感謝し、聖母マリアに捧げて建てられました。

その美しい外観と様々な歴史から、イタリアで最も写真におさめられる場所となっています。
サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会 16世紀の最も有名な建築家であるパッラディオが設計を手がけた教会です。正面部分を含めて、全てが完成したのは1611年です。1791年には鐘楼が設けられ、今はそこのテラスからベネチアを一望することができます。
レデントーレ教会 1592年にアントニオ・ダ・ポンテが完成させたルネッサンス様式の教会です。設計は前述のサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会と同じパッラディオによって行われました。

こちらも重厚感あふれる建築物となっており、館内には数々の美術品もあります。
アカデミア美術館 1750年に、ベネチア出身の画家ジョヴァンニ・バッティスタ・ピアツェッタにより創設された「美術学校(アカデミア)」が起源とされている美術館です。

教会の建物を利用しており、館内は14世紀から18世紀までのベネチア派絵画を中心にコレクションが充実しています。
カ・レッツォーニコ
(ベネチア18世紀博物館)
1750年に完成したバロック様式の邸宅です。館内は博物館になっており、18世紀の貴族らの暮らしぶりを見て感じることができます。豪華な舞踏室なども当時のまま残っており、貴重な建築の一つとなっています。
サン・セバスティアーノ教会 15世紀に建てられた教会ですが、この教会を有名にしているのは、収蔵されているヴェロネーゼの作品の数々です。1555年から15年かけていくつもの作品を描きました。
カルミニ大信徒会 バルダッサーレ・ロンゲーナによって今の姿になったカルメル修道会の建物です。館内には多くの絵画や天井画、レリーフ装飾などが今も残っています。
サン・ニコロ・デイ・メンディコーリ教会 8世紀頃にロンバルディーア族から逃れてきたパドヴァ人が建てたという伝説が残っている教会です。外観はちょっと質素な感じがしますが、中はとても豪華に装飾されています。
ペギー・グッケンハイム・コレクション その名の通り、アメリカ人女性のペギー・グッケンハイムが収集した現代美術のコレクションです。

ピカソやブラックなどといった大美術家の作品が多数収蔵されており、現在はニューヨークに本部があるソロモン・グッケンハイム財団によって運営されています。

< コメント >
ドルソドゥーロ地区からジュデッカ島にかけては、数多くの教会やミュージアム(美術館・博物館)があります。中でも観光ルートから外せないのが「サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会」と「アカデミア美術館」です。

詳しくはそれぞれの項目をご覧頂ければと思いますが、とにかくこの2ヶ所だけは特におすすめとなっておりますので、ベネチアに旅行する際にはぜひぜひ足を運んでみて下さい。訪れて絶対損のない見どころです。