郊外エリア

ロンドン郊外の観光名所をご紹介しています。ロンドンは市の中心部だけでなく、郊外のエリアにも数々の人気の都市や街があります。世界遺産に登録されている件数も多く、ロンドンから日帰りバスのツアーなどもよく催行されています。

グリニッジ グリニッジ標準時やグリニッジ天文台でよく知られている街です。マリタイム・グリニッジという登録名で世界遺産に登録されています。

グリニッジ天文台は1675年にイングランド国王チャールズ2世が設立した王立天文台です。東経西経0度の子午線はここを通っています。

グリニッジ公園内に位置し、同じ敷地内には国立海事博物館も建っています。テムズ川南岸に位置しているので、ロンドンからリバーボートを使って行くこともできます。
ストーンヘンジ ロンドンから西に約200キロほどの所にあるストーンサークル(巨石群)です。

紀元前2500年から紀元前2000年の間に立てられたと考えており、世界で最も有名な先史時代の遺跡として知られています。

約5段階の工程を経て建てられたと言われており、未だその存在理由は明確ではないものの、宗教儀式に用いられたという説が最も一般的です。

ここから30キロほど離れたエーヴベリーの遺跡群とあわせて、「ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連する遺跡群」という登録名で1986年に世界遺産に登録されました。
バース ロンドンの西140キロほどの所にあり、バース・アンド・ノース・イースト・サマセットの地区に入っている街です。2世紀頃、ローマ支配時代に温泉の街として発展しました。

バースの温泉は様々な病気に効用があると考えられ、当時は多くの人々に利用されていました。

ローマが撤退した後は長らく荒廃していましたが、18世紀頃に再発見され、現在ではイギリス屈指の観光名所となっています。

「バース市街」という登録名で世界遺産にも登録されており、ロンドンに次いで、観光客の多い街となっています。
オックスフォード 世界屈指の名門大学オックスフォード大学があることでも知られている街です。

カーファックス・タワーが街の中心で、ここを起点として数々の観光名所を回ることができます。歴史的建造物も多く、そのうちの何割かはオックスフォード大学に関係しています。

また、日本でも大人気のハリー・ポッターの映画にもゆかりがあり、ハリーが透明マントを使って忍び込んだ図書館は、この地にあるボドリアン図書館が使われました。

更に、新入生歓迎会やハロウィーンなどといった大きなイベントで使われていたホールは、クライスト・チャーチのグレート・ホールを参考にしてセットが組まれています。
キューガーデン ロンドン南西部のキューにある王立植物園です。

1759年に宮殿併設の庭園として造営が始まり、現在では世界で最も有名な植物園として知られています。敷地は約121ヘクタールもあり、そこに2万5千種類もの植物が植えられています。

ジャンル別に分けられていて、世界各国の地域に生息する植物を見て回ることができます。

北極圏の寒い地域に生えている植物から、熱帯のジャングルに生えている植物まで、その幅の広さは世界屈指です。

なお、敷地内には勅使門という門があり、これは京都の西本願寺の唐門をちょっと小さくして複製したものです。

既にご紹介しました通り、敷地は121ヘクタールもあり、かなり広いので1日で全てを見て回ることは困難です。

事前に狙いを決めてから行かれるか、現地にあるパンフレットの裏面に書かれている「季節の見所」を参考にして見て回られると良いかと思います。

< コメント >
こちらのページでは以上5つの主な名所をご紹介させて頂きました。名前を知っている、もしくは聞いたことがあるという方も少なくないのではないかと思います。

これらの名所には自分で公共の交通機関を利用して行くこともできますが、おすすめはツアー会社が提供しているオプショナルツアーに参加することです。移動はバスなので楽々ですし、施設のガイドも聞くことができます。

アミューズメント

ロンドン郊外のアミューズメントのご紹介です。イギリスと言えばサッカーと言うほど有名ですが、ロンドン近郊には5つのサッカーチームがあります。また、全仏オープンが行われるウィンブルドンも近郊にあります。

アーセナル ロンドン北部に本拠地を置くサッカークラブチームです。正式名称は「アーセナルFC」で、チームカラーは赤と白、ホームスタジアムはエミレーツ・スタジアムです。

UEFAチャンピオンズリーグには毎年のように出場している強豪チームです。
チェルシー ロンドン西部チェルシー地域に本拠地を置くサッカークラブチームです。正式名称は「チェルシーFC」で、チームカラーは青、ホームスタジアムはスタンフォード・ブリッジです。

近年では、イングランドで最も成功している強豪クラブの1つに挙げられています。
トッテナム ロンドンに本拠地を置くサッカークラブチームです。正式名称は「トッテナム・ホットスパーFC」で、チームカラーは白と青、ホームスタジアムはホワイト・ハート・レーンです。

アーセナルやチェルシーを強くライバル視しており、特にアーセナル戦は「ノース・ロンドン・ダービー」と呼ばれ、非常に盛り上がります。
フラム ロンドンに本拠地を置くサッカークラブチームです。正式名称は「フラムFC」で、チームカラーは白、ホームスタジアムはクレイヴン・コテージです。

日本では「フルハム」や「フルアム」と紹介されることも多いです。
ウェスト・ハム・ユナイテッド ニューハム地区のアップトン・パークに本拠地を置くサッカークラブチームです。

正式名称は「ウェストハム・ユナイテッドFC」で、チームカラーは臙脂と水色、ホームスタジアムはブーリン・グラウンドです。

100年以上の長い歴史を誇りながら、歴代の監督の数が最も少ないという記録を持っています。
ウィンブルドン 全豪オープン・全仏オープン・全米オープンと並んで、テニスの4大世界選手権であるウィンブルドン選手権が開催されている街です。

毎年6月の最後の週から7月の第1週にかけて、選手権が開催されています。

ウィンブルドン選手権は4大世界選手権の中でも最も長い歴史を持ち、また唯一芝生のコートで試合が行われることでも知られています。

< コメント >
郊外のエリアでアミューズメント性の高いイベントと言えばやはりスポーツです。イギリスと言えばサッカープレミアリーグが非常によく知られていて、アーセナルやチェルシーには日本人サポーターも少なくありません。

また、テニスの世界大会であるウィンブルドンも開催中であれば、ぜひ足を運んで頂きたいです。日本人プレーヤーはまだ少ないですが、世界の一流プレーヤーの試合を観戦することができます。もちろん人気の試合はすぐにチケットが売り切れてしまいますので、事前にツアー会社などを通じて購入しておきましょう。