Part7

ついにTOEICの最後のパートです。このパートがリーディングセクションで1番難易度の高いパートであると言えます。広告や手紙・張り紙などに書かれている英文を読み、その内容についての質問に答えるという形式です。全て4択問題です。

読解すべき文書が1つのもの (Single passage) が全部で28問、「手紙+予定表」など読解すべき文書が2つあるもの (Double passage) が全部で20問あります。

基本対策

長文をかなり読まなくてはいけないので、体力と気力の勝負となります。最後の力を振り絞って頑張りましょう。ここまでのPart5・Part6で時間を多めに使ってしまうと、途中で時間がなくなってしまうことも多いですから気をつけて下さい。

基本的な攻略法として、長文を読む前に設問を読むことがポイントです。読解問題ではありますが、同時に情報探索能力を問われます。つまり、本文を全て詳細に理解するのではなく、設問で問われていることに関する情報を見つけるということです。

ですので、本文を全部読む必要はないと言い切れます。本文の前に設問を読んで、本文を全体的に見てみて、設問に関する情報がありそうな部分だけにフォーカスして精読すると効率がぐんと上がります。

中には、ほぼ全ての文章を読まないと解答できないような場合もありますが、極めて稀なケースです。いずれにしても本文を最初から最後まで読んでいたのでは、時間が足りなくなることは間違いありません。

過去問を解いて設問に関する情報を見つけ出す力を磨くと高得点が期待できます。

初級者(TOEICスコア300~450前後)の攻略法

英語学習初級者の方にとってこのパートがTOEICで最大の試練と言えます。ほとんどの場合、全部の問題に目を通すのは難しいと言わざるを得ません。

攻略のポイントは本文が短めの問題にじっくりと取り組むことです。読解すべき文書が1つのもの (Single passage) を最初に全部解くといいかもしれません。あとの問題は時間がなければ適当にマークしてしまいましょう。

本文の短い問題から取り組めば、より多くの問題を解くことにつながりますし、それなりに時間をかけることもできるので、正答率も上がることが多いでしょう。

中級者(TOEICスコア550~750前後)の攻略法

中級者の方は最後までしっかりと解くことを第一の目標として取り組みましょう。ここまでのPart5・6で時間を多めに使ってしまうと、このパートでかなり時間が苦しくなってしまうので気を付けてください。

攻略のポイントは設問を読んで理解したあと、本文の見出し(タイトル)と最初の1文を読んで、どんな内容に関する文章なのかを把握することです。おおまかな概要を把握するだけでも設問の解きやすさは結構上がります。

上級者(TOEICスコア850~950前後)の攻略法

上級者の方は最後までしっかり解くことは最低限です。このパートで登場する長文読解は、時間をかけて本文を読めば比較的簡単に解ける問題ばかりです。ですのでケアレスミスをなくすことも非常に重要な要素となります。

また、攻略のポイントはやはり時間で、どれだけ速読が得意な方でも本文を全部読んでいるほどの余裕はありません。設問が求めている情報をいかに早く見つけ出すことができるか、というところにかかっています。

950点以上を狙っている方はこのパートが終わった後に、見直しや他のパートでわからなくて飛ばした問題などに取り組めるよう、時間に余裕を持てるように時間配分を工夫して取りかかるようにしましょう。

おすすめの参考書

解きまくれ!リーディングドリルTOEIC TEST Part 7 解きまくれ!リーディングドリルTOEIC TEST Part 7

テスト8回分のPart7をドリル形式で完全マスターできます。読解すべき文書が1つのもの (Single passage)224問、「手紙+予定表」など読解すべき文書が2つあるもの (Double passage) 160問が収録されており、ボリュームは抜群です。問題量も解説もしっかりしています。

リスニング対策(前半45分)

リーディング対策(後半75分)

実用英語技能検定(英検)の勉強法