スピーキング

スピーキングテストは全部で6問出題されます。Independent Tasksと呼ばれる単純な質疑応答が2問、Integrated Tasksと呼ばれる文章や会話の総合的な理解力を伴う問題が4問となっています。以下の2パターンが主な出題形式です。

  1. 文章を読む
    →文章と関連した内容の講義・会話を聞く
    →読んで聞いた内容について口頭で回答
  2. 講義・会話の一部を聞く
    →聞いた内容について口頭で回答

解答の方法はというと、質問に対する解答をマイクで吹き込み、それが評価採点の対象となります。評価される要素も様々で、発音・ボキャブラリー・文法・スピード・質問内容との一致性などが評価されます。

難易度は低め

スピーキングテストという形式に最初は慣れないかもしれませんが、TOEFL全体で見ると難易度の低いセクションになります。日本人が比較的苦手としているスピーキングですが、ここで点数を稼ぐくらいの気持ちで気合いを入れて取り組みましょう。

リーディングやリスニングでは単語を知らないと全然わからない、という問題も出題されますが、スピーキングは知らない単語を使う必要はありませんし、発音・文法・スピードなども評価されますので、以下の2通りの勉強法がおすすめです。

シャドーイングを行う

シャドーイングとはCD音声のすぐ後(0,5秒後くらい)から自分も発声してついていくことです。これを何度も繰り返すことで発音も上達しますし、英語のリズムをつかんで流暢に話せるようになります。また、リスニング力向上の効果もあります。

シャドーイングを行う音声に関してはTOEFLのリスニング教材を使用しても良いですし、ネイティブのナレーションが入ったCDでも構いません。会話の多いアメリカのシットコム(フレンズやフルハウスなど)の音声をmp3に変換してミュージックプレーヤーで聞きながらシャドーイングをするのも楽しいのでおすすめです。

TOEFL専用の対策をする

世界中で実施され、日本でも毎月予約で一杯になるほどの受験者がいるTOEFLですから、専用のスピーキング対策の教材も出版されています。こちらのページでも、最後に「おすすめの参考書」のコーナーでいくつかの良書をご紹介しています。

スピーキングでは単にすらすら答えれば良いというわけではありません。解答の論理性も求められます。しかし、解答を考える準備時間は15秒~30秒ととても短く、実際に解答する時間も45秒~60秒とかなり短いです。

つまり短い時間で簡潔に自分の意見をまとめる能力が必要とされます。その能力を養うためには、普段から「なぜ、どうして」と英語でものを考えて理由・意見を考える習慣をつけるといいでしょう。

海外のニュースを英語で聞いて、自分なりの意見を英語でまとめる練習をしてみたり、スピーキング対策の教材をやり込んでみるのが上達への近道です。スピーキングなのに書籍の教材?と思われる方もいるかもしれませんが、質の高いスピーキング対策の良書もありますし、ほとんどの場合音声CDも付帯されています。

おすすめの参考書

スピーキングの参考書のいい所は、実際のスピーキングテストの形式を自宅で再現できるところにあります。もちろん本番の会場と自宅とでは雰囲気は違うと思いますが、試験の進み方や質問の形がわかるだけでも大きなメリットです。

TOEFL TEST対策iBTスピーキング TOEFL TEST対策iBTスピーキング

どうすれば点数が取れるのかという基準を明確に示してくれていて、質のいい練習問題がたくさんあります。スピーキング対策におすすめの一冊です。数多くのユーザーレビューも獲得しており、教材に対する満足度は折り紙付きです。
TOEFLテストスピーキング問題130 TOEFLテストスピーキング問題130

読んで、聞いて、話す。3つの力を同時につけるエクササイズが130門あります。30日間学習+模擬試験2セット収録されています。スピーキングセクションの攻略法をわかりやすく解説してくれている良書で、ユーザーからの評価も高くなっています。見やすいという点も高評価です。
TOEFLテスト完全攻略スピーキング TOEFLテスト完全攻略スピーキング

英語塾を主催している著者がTOEFLスピーキングの攻略法を紹介している教材です。例題が多数含まれていて、それぞれ注意すべきポイントなどが解説されています。スピーキング力を上げるだけではなく、試験を受けるスキルも身につきます。

リスニング対策(前半45分)

リーディング対策(後半75分)

実用英語技能検定(英検)の勉強法