ライティング

ライティングセクションでは全部で2問出題されます。Integrated Taskと呼ばれるものが1問20分、Independent Taskと呼ばれるものが1問30分です。解答はタイピングによって入力します。

Integrated Taskとは

アカデミックな200〜300語程度の文章を3分で読んだ後、教授による講義を聞き、解答します。そのためリスニング力も求められます。教授が文章に対し肯定的な意見を述べるパターンと、反対意見(キャストダウト)を述べるパターンがあります。

Independent Taskとは

旧来のTOEFL CBTで出題されていたライティングと同じ形式となります。出題される質問の内容は簡単で、自分の意見や経験を元に文章を書くというシンプルな問題です。出題形式として以下の3通りが代表的です。

  1. Agree or Disagree(~に対して賛成か反対か)
  2. Choose a side(AとBどちらがいいか)
  3. Advantage and Disadvantage(~に関しての長所あるいは短所を述べよ)

TOEFL専門の対策をする

TOEFLのライティングは学術的な内容を求められます。普段の日記や物語文のようなものではなく、論理的な構造を考えて文章を造る必要があります。無理に長文を書く必要はなく、分かりやすく論理的であることが何よりもポイントです。

TOEFLのライティング専用の教材などを使って、テストに向けたライティングの練習を行えます。こちらのページでも下部におすすめの良書をご紹介していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

また、当然のことですが正しい文法と単語を使いましょう。特に単語に関しては専門性の高いものをライティングでも使えるようにしておくといいでしょう。他のセクションでも語彙力は重要になりますので積極的に語彙力は高めていきましょう。

タイピング力を鍛える

ライティングではタイピングで解答します。タイピングそのものは英語力とは何も関係ないのですが、試験でこういう形式を取っている以上、タイピングをできるだけ速く、正確にできるようにしておいて損はありません。

また、TOEFLを取得して海外の大学や大学院・ビジネススクールなどへの留学をお考えの方は、留学先でも論文やレポートの提出時などにかなりの文章量をタイピングすることになると思いますので、将来の役にも立ちます。

対策としては普段から英語の日記をウェブ上で綴ることです。ブログやSNSを使って英語の日記を書いてみましょう。どうしても公開したくなければ公開しないこともできますのでご安心下さい。ネット環境が整っていない場合はスペルチェック機能が付いているワードなどに書いても構いません。

どんなにコンピューターが苦手、タイピングが苦手といった方でも試験では使わざるを得ないですから、毎日英語でのタイピングを繰り返して慣れていきましょう。

おすすめの参考書

TOEFLのライティングは普通の日記や物語文のようなものではなく、理論的なアカデミックライティングをする必要があります。普段から英語でものを書く習慣を付けることと、専用の対策書での勉強を並行して進めていきましょう。

TOEFLテストライティング問題100 TOEFLテストライティング問題100

ライティングセクションの攻略法をわかりやすく解説してくれている教材で、ユーザーからの評価も高くなっています。TOEFLのライティングだけではなく、英語検定1級のライティング対策に役立ったという意見もありました。
ロングマンTOEFLテストiBT受験特効シリーズ〈2〉ライティング ロングマンTOEFLテストiBT受験特効シリーズ〈2〉ライティング

TOEFLの参考書シリーズとしてよく知られているのは「ロングマン」です。価格が他の教材よりもちょっと高めであるという点はありますが、内容はかなり充実しています。ミニテストや模擬テストも収録されています。
TOEFL TEST対策iBT英単語―100点獲得のためのRole Playing TOEFL TEST対策iBT英単語―100点獲得のためのRole Playing

この本はライティング対策のみの本ではなく、リーディング・リスニング・スピーキング全分野に役立つ単語帳です。試験では普段聞き慣れないようなアカデミックな語彙も求められますので、一冊持っておきたいですね。

リスニング対策(前半45分)

リーディング対策(後半75分)

実用英語技能検定(英検)の勉強法