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香港

香港は、日本人にとって10年以上も前から人気の旅行先として知られています。地理的に近く、飛行機の直行便も出ており、東京にある羽田国際空港からランタオ島にある香港国際空港まで、約4時間30分で到着します。英語はもちろんのこと、日本語が通じるホテルやショッピングモールなどもあります。

日本から観光に行かれる多くの方が香港のみではなく、一緒にマカオにも足を運んでいます。両都市間には24時間運行で高速船が出ており、所要時間は約1時間です。

ラスベガスを抜いて世界一のカジノの街となったマカオには、毎年2000万人もの旅行客が訪れており、人気が過熱しています。カジノだけと思われがちですが、香港にはない世界遺産も多数登録されており、両都市を併せて見て回る方が多いです。時間に余裕がある方には特におすすめです。

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当サイトの主なメニューは次の5つです。香港を代表する数々の観光名所をご紹介しているほか、おすすめのレストランやホテルなどもご覧頂くことができます。

世界的に見ても有数の観光都市である香港には、毎年大勢の旅行客が世界中から集まっています。夜景を始めとして、超高層オフィスビルやホテル、大規模ショッピングモールやアウトレット、そして数々のレストランなど、様々な魅力たっぷりです。

2005年には香港ディズニーランドが開園され、更に多くの旅行客が集まるようになりました。東京ディズニーリゾートよりは規模は小さいものの、料金が低めに設定されていることもあり、中国本土や他のアジアの国々からの集客に成功しています。

このように書くと、人工物ばかりが名所となっているイメージがありますが、新界や島々など郊外のエリアに行くと、昔ながらの風情が残った街並みを楽しめるほか、自然も多く残されており、のんびりとした時間を満喫することもできます。

100万ドルの夜景を楽しむ

夜景を楽しむことができるのは香港島の北部です。特にヴィクトリア湾沿いに超高層ビルが建ち並んでいますので、夜はライトアップされてかなり綺麗になります。対岸にある九龍の南部からも非常によく眺めを楽しめます。特にビクトリア・ピークという場所からの夜景が素晴らしく、定番の観光スポットになっています。

時期的なおすすめはクリスマスシーズンに入る12月です。12月でも、1日の気温はだいたい15度~20度の間で推移するので、それほど寒くありません。この時期になると高層ビルを中心に、多くの場所で特別なイルミネーションが始まります。

交通機関

100万ドルの夜景を見に世界中から観光客が集まってくる香港ですが、交通機関も多種多様です。添乗員付きの観光バスだとどうしても自由度が下がってしまいますので、香港のバスや地下鉄など公共の交通機関にもチャレンジしてみましょう。どれもそんなに難しい乗り物ではありませんので、すぐに慣れると思います。

地下鉄・鉄道(MTR)

香港島のほか九龍や新界・ランタオ島などにまで延びている電車です。複数路線がありますが、路線図やホームの表示には各線の色が使用されているため、とてもわかりやすく、初めての方でも簡単に利用することができます。

切符には1回券と1日乗り放題券・プリペイドカードがあります。いずれも駅の自動券売機で購入することができます。なお窓口では1日乗り放題券とプリペイドカードのみの取り扱いで、1回券は購入することができないので注意しましょう。

バス

市民の足としてよく利用されているのがバスです。イギリスの植民地だったことから、ロンドンのような2階建てバスが島内を走っています。香港島はもちろんのこと、九龍や新界など幅広いエリアをカバーしています。外の景色を見ながら移動することができますので、ぜひ2階から街並みを眺めてみてはいかがでしょう。

ミニバス

その名の通り小さめのバスなのですが、こちらもよく利用されています。出発地と終点のみ決まっていて路線を固定せず運行する赤ラインのミニバスと、路線も乗降場所も決まっている緑ラインのミニバスとがあります。いずれも降車ブザーが付いていないことが多く、広東語で「ヤウロ(降ります)」という必要があります。

トラム(路面電車)

2階建てトラムは香港を代表する交通機関です。地元でもよく利用されていますし、その珍しさから外国人観光客にもよく利用されています。実は世界中を見渡しても2階建てトラムがあるのは香港だけです。

街中を普通に走っているので、日本では体験できないような経験をすることができます。最も眺めが良いのは2階の1番前の席です。ただ、1番前にこだわらなくても、2階であればそれなりに街並みの景観を楽しむことができます。

タクシー

香港に限定した話ではないのですが、やはり海外旅行をするにあたって最も便利なのがタクシーです。行きたい場所までダイレクトに行くことができますし、ショッピングを楽しんで荷物が多い時などにも非常に役に立ちます。

香港のタクシーは営業エリアごとに車体の色が区別されています。香港島と九龍では赤色の車体に銀色の屋根のタクシーが、新界地区では緑色の車体に白色の屋根のタクシーが、ランタオ島では水色の車体に白色の屋根のタクシーが、それぞれ営業しています。なお、空港には全種類のタクシーが乗り入れています。

フェリー

旅行客からは、交通手段と言うよりも観光として使われているフェリー。香港島と九龍はヴィクトリア湾を挟んでいるので、そこを通る際に使うことができます。また、香港の離島へ行きたい場合や、マカオへ行きたい場合などにも使われています。

基本情報

よく勘違いされていることも多いのですが、香港は国ではありません。中華人民共和国(中国)の特別行政区の一つに数えられます。独自の通貨(香港ドル)を使っていることなどからよく間違われることが多いです。

世界を股にかけてビジネスを展開している多国籍企業がアジアの中心拠点とすることが多く、ニューヨークやロンドンなどといった大都市と並んで語られることもあります。10年ちょっと前までイギリス領だったため、英語が広く通じるのもかなりの強みと言えます。

香港島のほか、九龍半島、新界、200以上ある小さな島々も全てを含めて一つの行政区を構成しています。これら全てをまとめて「香港」と呼びます。

気候

香港は亜熱帯性気候のため一年を通じて暖かく、平均気温は20度前後です。4月~9月は湿度が上がりやすく、若干じめじめとします。1月~3月も気温が10度を下回ることはないですが、まれに寒波がやってくることがあるので、厚手のジャケットやセーターを用意しておきましょう。

香港の観光ベストシーズンは10月~12月です。特に11月は最高気温も最低気温も20度前後で安定していますので、とても過ごしやすい天気となります。

時差

香港と日本との時差は1時間です。日本よりも1時間遅れています。

治安

観光客の多いIFCモール周辺やタイムズスクエア周辺などでは特にスリやひったくりの被害が多いので、荷物には常に注意を払いましょう。

電圧とプラグ

香港の電圧が220ボルトで、日本の電圧が100ボルトですので、日本製の電子機器を利用することはできません。また、プラグも形状が異なりますので、変圧器とプラグを変換するアダプターは必須です。なお、プラグの形状はヨーロッパタイプの丸2ピンか丸2ピン+アースピン形式がほとんどです。

通貨の種類

香港の通貨は香港ドル(HK$)です。また、1香港ドルは100セントと同等です。まれに米ドルで支払いを要求される詐欺的なこともありますので、注意しましょう。

  • 10セント(コイン)
  • 20セント(コイン)
  • 50セント(コイン)
  • 1ドル(コイン)
  • 2ドル(コイン)
  • 5ドル(コイン)
  • 10ドル(紙幣・コイン)
  • 20ドル(紙幣)
  • 50ドル(紙幣)
  • 100ドル(紙幣)
  • 500ドル(紙幣)
  • 1000ドル(紙幣)

なお、中国本土で利用されている人民元も多くのお店で利用することができます。

税金

香港では消費税はかかりません。いくら買っても消費税がかからないため、非常にお得ですが、買いすぎると日本の税関で申告が必要になりますので、その点だけは頭に入れておきましょう。

チップ

イギリスに統治されていたため、イギリスの文化や影響を強く受けている香港ではチップが必要となります。渡していない人はまれで、ほとんどの人はホテルやレストランでチップを渡しています。トラブルを避けるためにも、心地よいサービスを受けた場合にはちゃんと渡すようにしましょう。