世界遺産
ユネスコの世界遺産に登録されている中国の文化遺産と自然遺産・複合遺産をエリア別に一覧でご紹介しています。他国と比較しても長い歴史を誇る中国には35を超える場所や施設が登録されており、世界的に見ても屈指の世界遺産輩出国です。
まとめ
中国は世界的に見ても非常に長い歴史を持ちます。「中国4000年の歴史」という言葉も聞いたことがあるという方が多いのではないでしょうか。実際に存在したことが確認できる遺跡が約4000年前のものであることから、そう言われています。
それだけ歴史があることに加えて、非常に広大な国土を持っていることから、中国にはたくさんの世界遺産があります。文化遺産も多いですが、特徴的なのは自然遺産と複合遺産も他の国と比べるととても多いという点です。というわけで、以下に時系列にして一覧をまとめてみました。
- 万里の長城 - (1987年)
- 北京と瀋陽の明・清王朝皇宮 - (1987年、2004年拡大)
- 莫高窟 - (1987年)
- 秦始皇帝陵 - (1987年)
- 周口店の北京原人遺跡 - (1987年)
- 泰山 - (1987年。複合遺産)
- 黄山 - (1990年。複合遺産)
- 九寨溝 - (1992年。自然遺産)
- 黄龍風景区 - (1992年。自然遺産)
- 武陵源 - (1992年。自然遺産)
- 承徳避暑山荘と外八廟 - (1994年)
- 曲阜の孔廟、孔林、孔府 - (1994年)
- 武当山古建築 - (1994年)
- ラサのポタラ宮の歴史的遺跡群 - (1994年、2000年・2001年拡大)
- 廬山 - (1996年)
- 峨眉山と楽山大仏 - (1996年。複合遺産)
- 麗江古城 - (1997年)
- 平遥古城 - (1997年)
- 蘇州古典園林 - (1997年、2000年拡大)
- 頤和園 - (1998年)
- 天壇 - (1998年)
- 大足石刻 - (1999年)
- 武夷山 - (1999年。複合遺産)
- 青城山と都江堰 - (2000年)
- 安徽省南部の古代集落群-西逓と宏村 - (2000年)
- 龍門洞窟 - (2000年)
- 明・清王朝の皇帝墓群- (2000年、2003年・2004年拡大)
- 雲崗洞窟 - (2001年)
- 三江併流 - (2003年。自然遺産)
- 高句麗前期の都城と古墳 - (2004年)
- マカオ歴史地区 - (2005年)
- 殷墟 - (2006年)
- 四川省のジャイアントパンダ保護区 - (2006年。自然遺産)
- 中国南方カルスト - (2007年。自然遺産)
- 開平楼閣と村落 - (2007年)
- 福建土楼 - (2008年)
- 三清山国立公園 - (2008年。自然遺産)
- 五台山 - (2009年)
- 登封の"天地之中"歴史建築群 - (2010年)
- 中国丹霞 - (2010年。自然遺産)
ずらっと一覧にしてみましたが、さすがは中国ということでとても数が多いです。カジノで世界一の座に上り詰めたマカオも世界遺産に登録されています。ちなみにマカオは香港と同じく、中国の特別行政区に属しています。
これらの中で最も日本人に知られていて、多くの日本人観光客が足を運んでいるのは最初に登場した「万里の長城」でしょう。現地のオプショナルツアーで行くこともできます。もちろん、日本人のみならず世界中から旅行客が集まってくる人気の観光名所です。
なお、欧米の方々にとっては世界遺産よりも世界の七不思議の方がよく知られているそうですが、日本ではやはり世界遺産は大人気ですよね。中国にある全ての世界遺産を回るのはかなりの時間とお金を必要としそうですが、達成された方ってどれくらいいらっしゃるものなのでしょうか。