マカオ
マカオは一昔前まではあまり観光客が訪れる都市ではありませんでした。すぐお隣にある香港へは年間を通じて多くの観光客が訪れていましたが、マカオに足を運ぶ方の数はそれほど多くはありませんでした。
しかし、今では年間でなんと約2000万人もの観光客が訪れる人気観光都市となりました。カジノが発展するにつれ、日本人観光客の数も急増しました。急増の背景には、時差が1時間しかないという点もポイントとなっています。時差ボケで時間を損してしまうこともなく、到着してすぐに観光を始めることができるのです。
当サイトでは、そんなマカオの観光情報をご紹介しております。旅行に行く計画があるという方や、マカオに興味があるという方など、ぜひ参考にしてみて下さい。
メインメニュー
当サイトの主なメニューは次の5つです。なお、マカオの漢字表記は「澳門」ですが、当サイトでは日本で一般的に使用されている「マカオ」で統一しております。
テレビの旅行番組では、その豪華さやインパクトからカジノを中心に紹介されることが多いですが、実は世界遺産の登録件数も多く、見所は満載です。近年ではマカオの世界遺産を巡るツアーなども人気を博しています。
そのほかの魅力として、ここ数年で数が増えてきたショッピングモールも挙げられます。大規模なショッピングモールが増えており、ファッションやジュエリーからコスメまで、様々な超有名ブランド店が軒を連ねています。
交通機関
マカオの面積がそれほど大きくはないとは言っても、さすがにどこに行くにも歩いて行けるわけではありません。観光ツアーのバスなどでは行動が制限されてしまうので、公共の交通機関をお使いになることをおすすめします。
中心部からちょっと離れたところにある観光名所やカジノホテルなどに行く際にはとても便利に活用できますので、ぜひ積極的にご利用なさってみて下さい。そこでこちらでは、マカオで利用できる公共の交通機関をご紹介します。
市内バス
鉄道が走っていないマカオでは市内を走るバスが唯一の公共交通機関と言えます。市内バスはマカオ半島部とタイパ・コロアネの両方をカバーしていますので、どこに移動するにしても便利に活用できます。
マカオには2種類の市内バスがあります。青・黄・白の車体をしたものと、オレンジ・茶・白の車体をしたものとがありますが、どちらも乗車賃は同じで運営している企業が異なるというだけです。
なお、一点注意しておくことがあります。マカオは一方通行の道が多く、日本のバスとは異なり、同じ路線のバスでも往路と復路で違う道を通っているということも少なくありません。マカオ政府観光局の案内カウンターでバスの路線図を入手することができますので、事前に手に入れておくと良いかと思います。
タクシー
マカオに限った話ではありませんが、やはり移動で最も便利なのはタクシーです。観光名所やショッピング施設・カジノホテルなど、目的地までダイレクトで行くことができますので、時間のないときや荷物を持っているときには特に便利です。
マカオのタクシーは黒塗りのものがほとんどですが、中には黄色のタクシーもあります。様々な場所にタクシー乗り場があるほか、普通に道ばたでも捕まえることができ、そして日本よりもかなり安く利用することができるのが特徴です。なお、香港から近いこともあり、香港ドルでも支払うことができます。
ペディキャブ
交通機関という括りは正しくないかもしれませんが、ペディキャブとは観光用の三輪車の人力タクシーです。後ろに2人分の席が設けられていて、東京の浅草や神奈川県の鎌倉などにあるのと似たような仕組みになっています。ただ、マカオの人力タクシーは人が引いて走るのではなく、三輪車をこいで進んでいきます。
市街地や埠頭周辺などを散策してくれるので、マカオの街並みや景色を眺めながら楽しむことができます。ちょっと時間が余って市内観光を変わった形でしてみたいな、と思われている方にオススメです。
香港へのアクセス方法
カジノ世界一と言われるマカオ、100万ドルの夜景で古くから人気を誇る香港。ともに観光都市として非常に高い人気を誇っている両都市ですが、両都市はお互い近くにあり、両都市間を結ぶ交通機関も複数存在します。
マカオに行かれる方は香港にも、香港に行かれる方はマカオにも足を伸ばしていますので、こちらではいくつかある移動手段をご紹介したいと思います。
ターボジェット
香港マカオ間を移動するほとんどの人が使っている船です。香港の上環にあるマカオフェリーターミナルと、マカオのマリタイムフェリーターミナルから発着しており、24時間運行で、片道約55分で結ばれています。最も一般的な方法で、多くの観光客も利用しています。
ターボジェット・エアポート・ライン
香港国際空港近くのスカイピアとマカオを結んでいるターボジェットとなります。これを利用することによって、わざわざ香港市内まででなくても直接マカオに行くことができるというメリットがあります。
香港国際空港にあるフェリー乗り継ぎデスクで、機内預け荷物の半券を見せることによって、荷物をピックアップすることなく、自動でマカオまで届けてくれます。
ファーストフェリー
こちらは香港の九龍側にあるフェリーターミナルから発着しているフェリーで、九龍側から出発したい人にとってはとても便利です。片道1時間ちょっとかかります。
ヘリコプター
最も短時間で移動できる交通手段で、片道約15分ほどです。香港やマカオを上空から眺めることができ、特に夜の時間帯には夜景が綺麗でおすすめです。香港の上環にあるマカオフェリーターミナルにあるヘリポートと、マカオのマリタイムフェリーターミナルにあるヘリポートからそれぞれ発着しています。
基本情報
最後にマカオに滞在する際に知っておきたい基本的な情報をご紹介します。
時差
日本とマカオの時差は1時間です。日本の方がマカオよりも1時間進んでいます。
気候とベストシーズン
マカオは亜熱帯性気候のため一年を通じて暖かく、平均気温は20度前後です。4月~9月は湿度が上がりやすく、若干じめじめとします。1月~3月も気温が10度を下回ることはないですが、まれに寒波がやってくることがあるので、厚手のジャケットやセーターを用意しておきましょう。
マカオの観光ベストシーズンは10月~12月です。特に11月は最高気温も最低気温も20度前後で安定していますので、とても過ごしやすい天気となります。
通貨の種類
マカオの通貨はパタカです。また香港ドルも広く使われています。パタカと香港ドルはほぼ同価値で使われています。(100香港ドル=約103パタカ)
- 0.1パタカ/10アボス(コイン)
- 0.2パタカ/20アボス(コイン)
- 0.5パタカ/50アボス(コイン)
- 1パタカ(コイン)
- 2パタカ(コイン)
- 5パタカ(コイン)
- 10パタカ(紙幣・コイン)
- 20パタカ(紙幣)
- 50パタカ(紙幣)
- 100パタカ(紙幣)
- 500パタカ(紙幣)
- 1000パタカ(紙幣)
発行銀行がふたつありますので、同じ額面でも柄が異なることがあります。