イタリア
数多くの世界遺産を抱え、壮大な歴史的建築物も多いイタリアは、世界的に知られる観光大国です。海水浴や登山やスキーなどといったリゾート地としての側面も持ち合わせていて、毎年なんと4000万人以上もの旅行客が世界中から訪れています。
当サイトでは、そんなイタリアの観光情報をご紹介しています。イタリア全土を大きく4つのエリアに区切って簡単な都市紹介をしているほか、世界一の数を誇る世界遺産の一覧や、イタリアのみならず世界中から注目を集めるセリエA(プロサッカー)の簡単なご紹介などもご覧頂けます。
メインメニュー
当サイトの主なメニューは以下の4つです。これらのページではエリアごとに有名な観光都市を解説しています。これらのページ以外にも様々なページを設けており、それらはページ右のサイドバーにてご紹介しております。
エリア紹介
大きく4つのエリアに、と冒頭で書きましたが、各エリアにはそれぞれ異なった特徴があります。そこでまずはエリア紹介と題して、簡単にご解説したいと思います。
北西部
第2位の規模を誇る大都市でファッションの最先端を行くミラノや、荒川静香さんがオリンピックで金メダルを取った冬季オリンピックが開催されたトリノ、イタリア屈指の景勝地として知られているコモ湖などが有名です。
北東部
こちらには水の都として知られ、国内でも屈指の人気を誇るベネチアが代表的都市です。日本人観光客も数多く訪れています。「ロミオとジュリエット」の舞台となった町ヴェローナ、ガリレオ・ガリレイが教壇に立ったパドヴァなどがあります。
中部
世界屈指のグローバル都市で、観光客からビジネスマンまで多くの人が行き交う首都ローマがあります。日本から飛行機で行く場合はここにまず到着します。イタリアの政治経済の中心地であると同時に、古代ローマ遺跡に代表される世界遺産がたくさんあることでも有名です。カトリックの総本山バチカン市国もローマにあります。
その他、世界遺産を数多く抱えるフィレンツェ、ピサの斜塔でお馴染みのピサなどといった都市が点在しています。
南部
南イタリアと呼ばれることの方が多いでしょうか。世界三大夜景のひとつに数えられているナポリや、青の洞窟で知られているカプリ島、日本の映画も作られたアマルフィなどの町があります。
交通機関
世界中から観光客が集まってくるイタリアには、様々な交通機関が存在します。数多くの鉄道や空港などが整備されており、多くの人々に利用されています。特に首都ローマやミラノなどといった大都市は地下鉄も発達しています。そこでこちらでは、イタリアの公共交通機関についてご紹介したいと思います。
鉄道
長靴のような形をしたイタリア全土には高速鉄道から夜行列車まで、様々な種類の鉄道が走っており、ほぼ全域をカバーしています。各都市の主要駅ではその都市の地下鉄やバスなどに乗り換えができることも多く、とても便利です。
- ユーロスター・イタリア
イタリアを代表する高速鉄道で、日本で言うところの新幹線にあたります。最高速度は250~300キロに達し、イギリスのロンドンとフランスのパリを繋いでいるユーロスターよりも長い歴史を誇ります。
- ユーロスター・シティ
後述のインターシティよりも若干高額な特急列車です。
- インターシティ
イタリア国内の各都市間を走っている特急列車です。
- ユーロシティ
イタリアの都市と周辺国の都市の間を走っている国際特急列車です。
- インターシティナイト
イタリア国内の各都市間を走っている夜行列車です。
- ユーロナイト
イタリアの都市と周辺国の都市の間を走っている国際夜行列車です。
- エスプレッソ
特急よりもちょっと遅い急行列車です。
空路
イタリアの各都市には空港があり、国内線・国際線共に充実しています。ヨーロッパの主要都市やアジアの主要都市からの発着便が多くなっています。日本からは成田空港と大阪空港から、ミラノとローマに直行便が就航しています。
各都市の交通機関
ローマやミラノやフィレンツェなどは地下鉄が発達しているので、とても便利です。またトラムと呼ばれる路面電車やバスなども路線が豊富に存在します。そのため街の中心部や郊外への移動は容易にすることができます。
最も特徴的なのはベネチアで、街の中心部には車で入ることができないため、水上バスや水上タクシー・ゴンドラなどが利用されています。ロマンティックなことでも知られているベネチアのゴンドラは、なんと日本で最も人気のあるアミューズメントパーク「東京ディズニーシー」にもアトラクションとして登場しています。
基本情報
イタリアへ旅行に行く前に知っておきたい様々な情報をまとめてみました。
時差
イタリアと日本との時差は8時間です。日本の方がイタリアよりも8時間進んでいます。なお、サマータイムを導入しているため、3月の最終日曜日~10月の最終日曜日までの間は時差が7時間となります。もし旅行中に切り替えがある場合は、事前にいつ切り替わるかを確認しておきましょう。
気候とベストシーズン
イタリアの気候は温暖で、日本のように四季がはっきりしています。ローマやミラノでは東京と平均気温はほとんど同じです。ただ、夏は湿度が低いので、気温は変わらなくても過ごしやすいと言えます。なお、北イタリアの地域では冬場はかなり冷え込みます。
1年を通じて様々なイベントがあるイタリアでは、ベストシーズンを決めるとなるとなかなか難しいものがあります。単純に気候で考えると春から初夏にかけてがオススメですが、秋から冬にかけてはサッカーが開催されますし、年末年始を含む冬はオペラやバーゲンの時期でもあります。
ですので、単純に気候のことだけを考えてベストシーズンに行くというのではなく、自分がイタリアでやりたいことや行きたい場所などを考えて、最も適した時期に行くのがいいかと思います。以下に主なイベントをまとめてみます。
オペラ
イタリアはオペラの発祥の地として知られていますので、本場のオペラを鑑賞したいという方も多いのではないかと思います。本格的なオペラのシーズンは冬ですが、だいたい12月~7月の間であれば見ることができます。
バーゲン
また、バーゲンも見逃せません。1月上旬から2月下旬にかけては冬のバーゲンが、6月下旬から8月中旬にかけては夏のバーゲンが開催されています。いつもよりもお得な価格で魅力的なアイテムの数々を選ぶことができますので、ショッピングを楽しみたいという方には冬か夏のこれらの時期がおすすめです。
その他
- サッカー・セリエA:9月~5月
- ミラノ・コレクション:春と秋
通貨の種類
イタリアの通貨はユーロとユーロセントです。1ユーロは100ユーロセントと同価値です。イタリア以外のヨーロッパの国々でも使用することができます。
- 1ユーロセント(コイン)
- 2ユーロセント(コイン)
- 5ユーロセント(コイン)
- 10ユーロセント(コイン)
- 20ユーロセント(コイン)
- 50ユーロセント(コイン)
- 1ユーロ(コイン)
- 2ユーロ(コイン)
- 5ユーロ(紙幣)
- 10ユーロ(紙幣)
- 20ユーロ(紙幣)
- 50ユーロ(紙幣)
- 100ユーロ(紙幣)
- 200ユーロ(紙幣)
- 500ユーロ(紙幣)
これらが一般的に使用されていますが、50ユーロ札から先の高額紙幣はあまり利便性が良くありません。特に200ユーロ札や500ユーロ札なんかは見かけることもほとんどありません。高額紙幣は偽札も出回っていることもあり、お店によっては断られてしまうこともしばしばですので、注意するようにしてください。
税金
免税店での買い物を除いて、一般的な買い物や食事などには税金が課せられています。商品によって4%,10%,20%のIVA(付加価値税)が含まれています。EU圏以外に住んでいる方はこのIVAの払い戻しを請求することができます。
なおTax-Free Shoppingのロゴマークがある加盟店で155ユーロ以上の買い物をしたときのみ、請求することができます。商品を購入した際に、免税申告書を発行してもらい、出国時に空港でこの申告書とパスポート、そして購入した商品を税関に提示し、申告書にスタンプをもらえばOKです。
購入した商品を見せる必要があるので、商品をスーツケースに入れて、預け荷物にする場合には、荷物を預ける前にIVAの払い戻し手続きをする必要があります。ちなんみに、イタリア以外のEU諸国を回る場合には、最終的にEU圏外に出るときの空港で、まとめて手続きをしてもらえます。
電圧とプラグ
イタリアの電圧が220ボルトで、日本の電圧が100ボルトですので、イタリアでは日本製の電子機器を利用することはできません。日本で使っているものでも国際使用になっているもの(100-240Vという表示があるもの)は使用できます。
日本製の電子機器を安全に使いたいのであれば変圧器の利用をお勧めします。またプラグの形状も日本とは異なりますので、アダプターが必須となります。