ショッピング
フィレンツェには、高級ブランドブティックが建ち並ぶイタリア有数のショッピングストリートや、大人気のアウトレットがあります。ちなみに、特集のコーナーで詳しく触れていますが、グッチやフェラガモはこの街から生まれました。
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フィレンツェ発祥のブランド
イタリア発祥のブランドは数々ありますが、そんな中でもフィレンツェに絞ってご紹介してみたいと思います。フィレンツェ発祥のブランドには日本人からも大人気の超一流ブランドや、陶磁器で極めて高い人気を誇るブランドなどがあります。
グッチ
1921年にグッチオ・グッチ氏がフィレンツェのパリネオ通りに「グッチ」を開いたのが始まりです。グッチオ・グッチ氏はイギリス・ロンドンの最高級ホテル、サボイ・ホテルでウェイターをしていたこともあるというユニークな経歴を持っています。また、第一次世界大戦の始まりとともに徴兵されたこともあります。
1921年にお店を開いたときはイギリスから輸入した鞄とその修理を商売としていました。その後革製品全般に商品ラインナップを広げ、大人気のブランドとなります。
創業者であるグッチオ・グッチ氏は1953年にその生涯を閉じますが、以降、グッチ一族が経営を続け、その後フランスを本拠地とする流通会社PPR傘下に入り現在に至ります。
サルヴァトーレ・フェラガモ
サルヴァトーレ・フェラガモ氏は9歳の時に初めて靴を作り、そして11歳にして自宅で靴屋を開業します。その後16歳の時にアメリカ・ハリウッドへ渡り、サンタバーバラで映画の衣装として靴を製作したり、ハリウッドスターらの靴を作ったりして、名声を得ます。
帰国後の1927年にフィレンツェで「サルヴァトーレ・フェラガモ」を開業しました。1933年には1度世界大恐慌のあおりを受け倒産しますが、ハリウッドスターや王族・貴族などといった有名人の顧客を再び獲得し復興します。
サルヴァトーレ・フェラガモ氏の死後はフィレンツェを本拠地とした同族経営の会社として、妻や子どもたちに受け継がれています。なお、現在は13世紀の邸宅を改装した建物を利用した本店がフィレンツェにあり、地下はフェラガモ博物館となっています。
リチャード・ジノリ
1735年にトスカーナ大公国のカルロ・ジノリ侯爵がドッチャに創設した磁器窯が原点です。1896年、ミラノのリチャード製陶社と合併して、現在のリチャード・ジノリとなりました。フィレンツェ近郊に大きな工場があり、そこにはリチャード・ジノリ ドッチャ磁器美術館もあります。