ロンドン
アメリカ最大の都市であるニューヨークと並んで世界屈指の金融都市であり、同時に世界有数の文化とエンターテイメントの中心地としても知られているロンドンには、毎年数多くの旅行客が国内外から訪れています。
日本人旅行客の数も多く、ロンドンに滞在しながらイングランドやスコットランド地方の様々な都市を周遊されるケースや、旅程の半分をロンドンで過ごして、残りの半分をフランスやイタリアやスペインなどといった他のヨーロッパの国で過ごすというケースもよく見られます。
メインメニュー
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街の中心部はテムズ川によって南北に分けられており、より栄えている北部は金融街であるシティを中心として、東をイースト・エンド、西をウェスト・エンドといった具合に大別されています。
観光客が最も多く訪れているのはウェスト・エンドで、このエリアには日本でもよく知られている歴史的建造物や商業施設などが多数集まっています。例えば、バッキンガム宮殿や大英博物館などが存在します。
世界遺産もいくつか登録されており、王室行事が執り行われているウェストミンスター寺院や、ビッグベンの愛称でもお馴染みの国会議事堂などは、ロンドンにやってくる旅行客のほとんどが訪れているほどの人気の観光名所です。
交通機関
イギリスの首都で、世界経済の中心的な存在でもあるロンドンには、様々な交通機関があります。バスも地下鉄も発達しており、ロンドン全域をほぼカバーしています。観光ツアーのバスで移動するのも良いですが、自分で公共の交通機関を使って移動すると行動範囲も自由度も上がるので、おすすめです。
バス
ロンドンといえば真っ赤な2階建てバスが非常に有名です。多くの路線が存在し、通りを見てもいつもどこかしらバスを見つけることができます。ロンドンの中心部にあるバス停には自動券売機が設けられており、そこでチケットを購入します。
地下鉄
Tube(チューブ)の愛称で知られる地下鉄には10以上の路線があり、駅の数も約300もあります。そのため、非常に利便性が高く、地元の人々の通勤・通学の足としても使われています。チケットは自動券売機か窓口で購入できます。もし1日に何回も利用する予定があるのであれば、1日トラベルカードや3日トラベルカードなど、乗り放題のチケットを購入した方が安上がりです。
タクシー
ロンドンのタクシーはブラックキャブと呼ばれ、世界一優秀だと評価されています。というのもロンドン市内でタクシードライバーの資格を得るためには、市内の小さな路地まですべて把握していなければならないからです。ただ知っているだけではなく、通りの名前も覚えていなければなりません。
ロンドンのタクシーは乗り方と降り方がちょっと独特です。手を挙げて空車のタクシーを止めたら、まず乗る前に助手席の窓から行き先を告げます。ドライバーがOKしたら車に乗り込みます。最大で5人まで一緒に乗ることができます。
料金は降りた後に支払います。まずドアを開けて降りてから、乗車時と同じように助手席の窓まで行き、そして窓から料金を支払います。なお、チップは10%から15%が目安です。
鉄道
市内ではほとんど使うことはありませんが、市内から郊外の都市へ出かけたり、空港へ向かったりする際に使われているのが鉄道です。地下鉄と同じように窓口か自動券売機でチケットを購入します。市内の主な鉄道駅は以下の通りです。
- ユーストン駅
- パディントン駅
- ヴィクトリア駅
- ウォータールー駅
- キングス・クロス駅
- チャリング・クロス駅
- セント・パンクラス駅
- リヴァプール・ストリート駅
長距離バス
最後に長距離バスをご紹介します。ロンドンではコーチ(Coach)と呼ばれていて、前述の鉄道と同じくらい発達しています。鉄道よりも時間がかかる反面、かなり安く利用することができるのが特徴です。
ロンドンのコーチ・ステーションは「ヴィクトリア・コーチ・ステーション」と「グリーン・ライン・コーチ・ステーション」です。郊外の街でもコーチ・ステーションは街の中心部の近くにあるため、降車後の移動も便利でおすすめです。
基本情報
イギリスやロンドンについての基本的な内容をご紹介します。
時差
日本とロンドンとの時差は9時間です。日本の方がロンドンよりも8時間進んでいます。なお、サマータイムを導入しているため、3月の最終日曜日~10月の最終日曜日までの間は時差が8時間となります。
気候とベストシーズン
イギリスは日本のように四季がはっきりしていますが、年間を通じての平均気温は日本よりもぐっと下がります。真夏の時期でも平均気温はだいたい18℃~25℃ほどで、まれに30℃近くになることもある程度です。
気候的な観点から行くと5月から9月がオススメです。真冬になるとマイナスになることもしばしばですので、できれば暖かい時期に行かれることをオススメします。
通貨の種類
イギリスの通貨はポンドとペンスです。1ポンドは100ペンスと同価値です。なお、欧州圏の通貨であるユーロは使用できませんので、ご注意下さい。
- 1ペニー(コイン)
- 2ペンス(コイン)
- 5ペンス(コイン)
- 10ペンス(コイン)
- 20ペンス(コイン)
- 50ペンス(コイン)
- 1ポンド(コイン)
- 2ポンド(コイン)
- 5ポンド(紙幣)
- 10ポンド(紙幣)
- 20ポンド(紙幣)
- 50ポンド(紙幣)
なお、一般的に使用されているのは20ポンド札までです。偽造のリスクが高い50ポンド札はあまり使われることはありません。また、少額の決済でもクレジットカードやデビットカードを使うケースが多いです。
税金
一般的な買い物や食事などには税金が課せられています。VATという日本で言う消費税のようなものが20.0%課せられます。ただし、食料品や書籍には原則かかりませんが、中にはかかるものもあるので、注意が必要です。
なお、EU圏以外に住んでいる方はこのVATの払い戻しを請求することができます。最大で14%~15%が払い戻されます。