ニューヨーク
ニューヨークは国内外から毎年4,700万人もの旅行客が訪れる大人気の都市です。「メトロポリタン美術館」や「タイムズスクエア」や「セントラルパーク」などといった日本人にも有名な観光スポットが数多く存在しているほか、日本から直行便フライトが出ていることもあり、日本人旅行客からも大人気の都市となっています。
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治安について
かつては治安の悪いイメージのあったニューヨークですが、今は治安改善強化策の成果もあり、犯罪件数は減少しています。特にタイムズ・スクエア周辺には多くの警察官が配備されているので、逆にその多さに驚くかもしれません。
基本的に有名な観光地などでは大きな犯罪などに巻き込まれることは少ないです。スリや置き引きなどといった小さな犯罪に注意しましょう。また、裏通りや人気のない暗い道などには近づかないようにしましょう。
マンハッタンで言うとハーレム以北や、ダウンタウンのイーストビレッジの東側のAアベニューからCアベニューなどは、他のエリアと比べると治安はあまり良くないので、早朝や夜間を含め、人通りの少ないときは避けるようにしましょう。
交通機関
ニューヨークはマンハッタンを中心にバスや地下鉄などといった交通機関が非常に充実しています。観光ツアーのツアーバスなどで回るよりも行動範囲が広がりますし、乗り方も簡単なのでおすすめです。そこでこちらのページではそんなニューヨークにある公共の交通機関についてご紹介しています。
地下鉄
ニューヨークには全部で26本もの路線が走っており、地元ニューヨーカーらの通勤通学の足となっているほか、外国人観光客もよく利用しています。運賃は2ドルで統一されており、隣の駅で降りても、乗り換えして終点まで行っても同額です。1日乗り放題のものや1週間乗り放題のものもありますので、目的と用途に合わせてお選びになるとよろしいかと思います。
日本と異なりニューヨークの地下鉄は24時間運行しています。深夜や早朝は本数が少なくなりますが、日中は本数が多く、非常に便利に活用できます。
また、昔はニューヨークの地下鉄というと治安が悪いというイメージがありましたが、近年は車両も綺麗で警備もちゃんとしているので、安心して使うことができます。とは言っても、特に理由がないのであれば深夜や早朝の利用は避けた方が無難です。どうしてもという場合はタクシーを使った方がいいかと思います。
バス
地下鉄と並んでよく利用されているのがバスです。路線の数がとても多く、バス停には路線図も掲載されているので、目的地まで迷わずに行くことができます。地下鉄と異なり、外の景色を見ながら移動することができますので、観光の場合は特におすすめです。ただ、渋滞にはまってしまうこともしばしばあります。
タクシー
ニューヨークと言えばイエローキャブと呼ばれる黄色いタクシーがよく知られています。実際にマンハッタンの街を歩いてみると分かるのですが、タクシーの数は非常に多いです。観光客のみならず地元ニューヨーカーらにもよく利用されています。
基本料金が2.5ドル・以降0.2マイルごとに40セントと、日本のタクシーよりもはるかに安く利用することができ、特に深夜や早朝などは、公共の交通機関よりも安全な交通機関として人気を集めています。黄色い車体をしていないタクシーは正規のタクシーではなく白タクですので、絶対に利用しないようにして下さい。
長距離バス
ニューヨークから近郊の都市(ボストン・ワシントン・フィラデルフィア・アトランティックシティなど)に行く際に便利なのが長距離バスです。飛行機よりも時間はかかりますが、料金はかなり安く抑えることができます。各都市への所要時間の目安は以下の通りです。
- ボストン → 4時間30分
- ワシントン → 5時間
- ナイアガラの滝 → 9時間
- フィラデルフィア → 2時間30分
- アトランティックシティ → 2時間30分
複数の長距離バス会社がありますが、便利なのはグレイハウントとメガバスです。ほとんどの長距離バスは巨大バスターミナル「ポート・オーソリティ・バスターミナル」に発着しています。ミッドタウン・ウェストに位置するこの大きなバスターミナルには毎日7000本ものバスが発着すると言うから驚きです。
鉄道
長距離バスと同様に、近郊都市への移動に便利なのが鉄道です。切符は窓口か自動券売機で購入することができます。ペン・ステーションと呼ばれている「ペンシルヴァニア駅」と観光名所としても知られている「グランド・セントラル駅」からそれぞれ利用することができます。路線は以下の通りです。
- アムトラック
- メトロノール・レイルロード
- ニュージャージー・トランジット
- ロングアイランド・レイルロード
最も便利でよく使われているのは、アメリカ全土を結んでいるアムトラックです。料金は長距離バスと比べると若干高めに設定されていますが、到着までの所要時間は短縮できます。アムトラックの各都市への所要時間の目安は以下の通りです。
- ボストン → 4時間30分
- ワシントン → 3時間50分
- ナイアガラの滝 → 8時間30分
- フィラデルフィア → 1時間30分
飛行機
国土の広いアメリカですから、都市間の移動には飛行機もよく使われています。日本人観光客には飛行機を使った「ナイアガラの滝日帰りツアー」などが人気です。
東京に羽田空港と成田空港があるように、ニューヨークにも複数の空港があります。「JFK空港」「ニューアーク空港」「ラガーディア空港」という3つの空港です。
主に日本からのフライトで使われるのはJFK空港だけなのですが、アメリカ国内で乗り継ぎをしたり、他の国で乗り継ぎをしたりすると別の空港を使う機会もあります。ちなみに、国内線の本数が多いのはラガーディア空港です。
- シカゴ → 2時間30分
- ハワイ → 11時間
- ボストン → 1時間
- ワシントン → 1時間
- ラスベガス → 5時間50分
- ロサンゼルス → 6時間30分
- ナイアガラの滝 → 2時間
- サンフランシスコ → 6時間40分
以上がニューヨークから主なアメリカの都市へのフライト時間です。特にナイアガラの滝なんかはバスや鉄道と比べると大幅に時間をカットすることができるので、飛行機の方がおすすめではあります。
ジョン・F・ケネディ国際空港
ジョン・F・ケネディ国際空港はアメリカを代表する国際空港のひとつで、一日の国際便の離着陸は400件にも達します。ターミナルは全部で9つ有り、その面積はなんと成田空港の2倍にもなります。日本からの直行便はターミナル1(日本航空)かターミナル7(全日空)に到着します。
ジョン・F・ケネディ国際空港はクイーンズにありますので、マンハッタンの市街地までは「ニューヨーク・エアポート・サービス・エクスプレス・バス」という高速バスか、地下鉄かタクシーが主な移動手段です。
1人ならバスがおすすめですが、2人以上ならタクシーがおすすめです。タクシーだとかなり高くつくイメージがありますが、空港からマンハッタンまでは一律45ドルと法律で定められているため、2人以上だと意外と割安で済みます。
ニューアーク・リバティー国際空港
続いてニューアーク・リバティー国際空港です。ハドソン川を挟んだ対岸のニュージャージー州にありますが、ニューヨーク市街地中心部に最も近い空港です。国内線も国際線も多数ありますが、JFK空港ほどではありません。日本からの直行便は、成田空港からコンチネンタル航空がフライトを飛ばしています。
ラガーディア空港
最後にラガーディア空港です。こちらの空港は前述の2つの空港と異なりほぼ国内線専用の空港となっています。カナダの各都市とを結ぶ国際線も発着していますが、それ以外の国際線はありません。ですので日本人観光客が使うことはあまりありませんが、アメリカの各都市からのフライトだと利用する可能性もあります。
基本情報
ニューヨークやマンハッタンに関する基本的な情報をまとめてみました。
時差
アメリカには国内だけでも4つの時間帯がありますが、ニューヨークは東部標準時に当たります。時差は14時間です。日本の方がニューヨークよりも14時間進んでいます。なお、サマータイムを導入しているため、3月の第2日曜日~11月の第1日曜日までの間は時差が13時間となります。
気候とベストシーズン
ニューヨークには日本と同様に四季があります。夏は東京、冬は北海道のような気候です。東京ほど湿度は高くありませんが、夏は蒸し暑くなることが多く、逆に冬はマイナス10℃やそれ以下になることもあるほど、かなり冷え込みます。気候を考えるとベストシーズンは4月・5月・6月・10月・11月です。
通貨の種類
アメリカの通貨はドル($)とセント(¢)です。1ドルは100セントと同価値です。
- 1セント/ペニー(コイン)
- 5セント/ニッケル(コイン)
- 10セント/ダイム(コイン)
- 25セント/クオーター(コイン)
- 50セント(コイン)
- 1ドル(紙幣・コイン)
- 5ドル(紙幣)
- 10ドル(紙幣)
- 20ドル(紙幣)
- 50ドル(紙幣)
- 100ドル(紙幣)
これらが一般的に使用されていますが、50ドル札と100ドル札は高額紙幣で偽造のリスクが高いということもあり、普通のスーパーやキオスクやファストフード店などでは使用できないこともあります。
税金
一般的な買い物や食事などには税金が課せられています。ニューヨークではセールスタックス(消費税)が8.375%、ホテル宿泊税が13.375%かかります。ただし、110ドル以下の衣類と靴には税金がかかりません。
いずれにしても、モノやチケットを購入する際に請求される金額にはすでに税金が含まれていますので、さほど気にする必要はありません。ホテル宿泊税だけ、結構取られてしまいますので、事前に知っておくと驚かずに済みます。