世界遺産

ハワイにある世界遺産の特集です。ハワイには「ハワイ火山国立公園」と「パパハナウモクアケア」という2ヶ所世界遺産がありますので、それぞれの紹介をします。前者は1987年に、後者は2010年8月に世界遺産として登録されました。

ハワイ火山国立公園

ハワイ島の南に広がる火山を中心とした国立公園です。ここには2つの活火山があり、キラウェア火山はよく知られています。溶岩の流出速度が遅いことから、キラウェア火山は世界一安全な火山とも言われており、公園北東部に位置するプウ・オオ火口から流れ出てくる溶岩を見ることもできます。

1916年に国立公園として指定された後、1987年にユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されています。火山を見学したり、冷えた溶岩の上を歩いたりするツアーも催行されていますので、ぜひご興味お有りの方は参加なさってみて下さい。

パパハナウモクアケア

ハワイ諸島の北西250キロメートルのところにある、北西ハワイ諸島とその周辺海域に跨がっている海洋保護区です。その面積は36万平方キロメートルにまで及び、世界屈指の大きさを誇る海洋保護区となっています。

ハワイモンクアザラシなどの絶滅危惧種を始めとした、数多くの動植物が生息していることでも有名で、保護のために残念ながら一般人の立ち入りは禁止されており、動物の生態や海洋の自然に関する研究を行っている政府関係者のみが立ち入ることができます。

パパハナウモクアケアという名称にはハワイ語で意味があり、「パパ=大地・珊瑚礁・母なる大地の神」、「ハナウ=出産する」、「モク=島」、「アケア=広い・父なる天の神」という意味です。

ハワイ原住民にとって非常に重要な地域となっており、人と自然とのつながり・生命が生まれるところで、彼らにとっての聖地と言うことができます。

みんなの口コミ

●●ハワイ火山国立公園は、ワイキキのあるオアフ島ではなく、ハワイ島の南に広がる火山地帯を中心とした国立公園で、今でも活動中の活火山「キラウエア火山」や、標高4005メートルを誇る大きなマウナ・ロア山などがあります。

ビジターセンターからスタートして、火の女神ペレが住むと言われる火口溶岩を眺めたり、溶岩が流れた跡を見たり、冷えた溶岩の上を歩いたりすることができるツアーが人気で、外国人観光客だけではなく、日本人観光客もたまに参加されています。

キラウエア火山の溶岩をハワイから持ち出すと、火の女神ペレの怒りを買ってしまい、災難が降りかかるとの言い伝えもありますので、持ち出さないようにしましょう。

●●パパハナウモクアケア海洋国家遺産はハワイ火山国立公園に次いで2010年に世界遺産に登録された新しい観光名所です。…といいたいところなのですが、パパハナウモクアケア海洋国家遺産は世界最大規模の海洋保護区に指定されており、残念ながら、一般人が立ち入ることはできません。

まとめ

以上、ハワイにある2つの世界遺産をご紹介させて頂きました。ただ2番目に登場したパパハナウモクアケアは立ち入ることができませんので、私たちのような観光客からすると実質1つだけといえます。ハワイの各島には自然がたっぷりと残っているところが多いですので、これから更に世界遺産に登録されることに期待しましょう!