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バッキンガム宮殿・ウェストミンスター周辺

バッキンガム宮殿・ウェストミンスター周辺の観光名所をご紹介しています。このエリアには特に数多くの観光名所が点在しています。衛兵の交代式でお馴染みのバッキンガム宮殿や、世界遺産にも登録されている国会議事堂など、様々です。

バッキンガム宮殿 護衛を担当する近衛兵の交代式を見ることができる事で有名な宮殿です。エリザベス女王が宮殿内にいるときは正面に王室旗が掲げられ、いないときには国旗が掲げられることもよく知られています。

約1万坪もの広大な敷地を有し、敷地内には舞踏会場・音楽堂・美術館・接見室・図書館などが設けられています。宮殿内で勤務する人は約450名、年間の招待客は4万人にもなると言われており、イギリスを代表する建物です。宮殿正面広場には、ヴィクトリア記念碑が建てられています。

衛兵の交代式については一番下でご紹介しておりますので、併せてご参照下さいませ。
セント・ジェームス宮殿 後述のセント・ジェームズ・パークの北側にある宮殿で、ロンドンで最も古い宮殿の一つとして知られています。華やかな造りではないのですが、ここからも衛兵の交代式の時には衛兵が行進して登場します。
セント・ジェームス・パーク 前述のバッキンガム宮殿から最も近い公園で、ロンドンを代表する公園でもあります。東京の日比谷公園の約2倍ほどの敷地を持ち、晴れて天気の良い日には家族連れなどでよく賑わいます。
グリーン・パーク セント・ジェームス・パークのすぐ近くにある公園です。見渡す限り緑一色で、広大な敷地に芝が広がっています。

アスファルトで散歩道は整備されていますが、芝生の上を歩いても構いません。あちらこちらで読書や昼寝をしている人を見かけます。
クイーンズ・ギャラリー バッキンガム宮殿に向かって右側にあるギャラリーです。イギリス王室が所有している美術品や芸術品などを展示しています。
ロイヤル・ミューズ こちらもバッキンガム宮殿に向かって右側にあるギャラリーです。

クイーンズ・ギャラリーと同じく、イギリス王室が所有している美術品や芸術品などを展示していますが、こちらは毎年3月末から10月末の期間限定で公開されています。
テート・ブリテン テムズ川畔、ミルバンク地区にある国立美術館です。

1500年代のテューダー朝美術以降、現代に至るまでの絵画を中心としたイギリス美術のコレクションが充実しており、世界的に見ても有数の美術館の一つとなっています。近代美術を中心に特別展も頻繁に開催されています。
ウェストミンスター大聖堂 後述のウェストミンスター寺院と間違えられることもしばしばある、イングランドおよびウェールズで最大のカトリック教会です。ウェストミンスター大司教区の司教座聖堂でもあります。

100種類を超える大理石で作られたモザイク画を始め、内部には豪華な装飾が施されており、その壮大さには驚かされます。
ウェストミンスター寺院 ウエストミンスターにあるイギリス国教会の教会です。11世紀にエドワード懺悔王の命によって建設されました。その後、1245年にヘンリー3世が再建を決め、最終的に塔を含む全てが完成したのは17世紀です。

イギリス中世の大規模なゴシック建築で、外装も内装も素晴らしいの一言です。ロンドンにはレンガ造りの教会が多いのですが、そんな中、とてもよく目立っています。

建設されて以来、英国国王の戴冠式などの王室行事が執り行われ、歴代の王や女王、政治家などが多数埋葬されています。
ウェストミンスター宮殿
(国会議事堂)
前述のウエストミンスター寺院と紛らわしいので、国会議事堂と紹介されることがほとんどですが、正式名称はこちらです。

もちろん、英国議会が議事堂として使用しています。併設されている時計塔(ビッグ・ベン)と共にロンドンを代表する観光名所として知られています。

1090年、ウィリアム征服王の時代に完成し、しばらくの間は王の住居として使用されてきました。そして13世紀頃になると議会がここで開かれるようになります。

その後、1834年の大火災で建物の大半が焼失してしまい、名建築家のチャールズ・バリーの設計したゴシック様式のデザインで再建され、現在の姿となりました。
バンケティング・ハウス 舞踏会や晩餐会などといった娯楽のために建てられた建物です。かつてはここにホワイトホール宮殿とその庭園などがありましたが、1698年の火災でこのバンケティング・ハウスを除いて、全てが焼失してしまいました。

また、ここでチャールズ1世が公開処刑をされたことでも知られています。
ホース・ガーズ 近衛騎兵隊の司令部です。ここの建物入り口で、午前10時から午後4時までは乗馬した騎兵が一時間ごとに交代する様子を見ることができることから、ロンドンの観光名所としても知られています。
テンプル テンプル騎士団の本部があったことから名前が由来している地域です。インナー・テンプル・ゲートウェイをくぐって入ると、テンプル教会を始め、「テンプル」の名を冠した様々な建造物が現れます。
BAロンドン・アイ ウェストミンスター宮殿(国会議事堂)とテムズ川を挟んで対岸に建てられた大きな観覧車です。1999年末に開業し、2008年3月にシンガポール・フライヤーに抜かれるまでは、直径とカプセル1個あたりの定員数(25人)が共に世界一でした。

立地が良く、眺めが抜群によいので、地元民・観光客問わず高い人気を誇ります。年中無休ですが、その人気の高さから、週末や休日などは混雑して長い列を作ることもよくあります。
ヘイワード サウス・バンクにある文化施設です。美術品や芸術品の特別展などの会場として使われています。地元紙から「ロンドンで最も完璧なギャラリー」と称されたこともあります。
コートールド協会美術館群 サミュエル・コートールドが収集したコレクションを展示している美術館です。ロンドン大学内に建てられています。ゴッホやマネなどといった巨匠らの作品も多く展示されています。
帝国戦争博物館 第一次世界大戦・第二次世界大戦に関する様々なことを学ぶ事ができる博物館です。

当時のイギリスやイギリスの植民地だった場所の様子や市民の生活をうかがい知ることができます。ベトナム戦争や朝鮮戦争などの史料も展示されています。
庭園史博物館 14世紀に建てられた教会を改装して、博物館としてオープンしています。庭園の歴史やスタイルの移り変わりを見て知ることができます。
フローレンス・ナイチンゲール博物館 セント・トーマス病院のそばに建っているナイチンゲールの生涯を見て知ることができる博物館です。セント・トーマス病院のナース達もナイチンゲールと呼ばれているそうです。
ピーター・ジョーンズ スローン・スクエアに建っているデパートです。様々なアイテムを取り扱っており、その品揃えはとても充実しています。

最上階にはセルフサービスのカフェがあり、そこからロンドンの街を一望することができます。
トワイニング 日本でもお馴染みの紅茶の老舗ブランドの本店です。
約300年もの伝統を誇り、ショップの奥にはトワイニング家の歴史を見て学べる小さな博物館もあります。
ウィキッド アポロ・ヴィクトリア・シアターで開催されているミュージカルです。

「オズの魔法使い」をモチーフにした作品で、日本でも高い知名度と人気を誇る名作中の名作です。本場ニューヨークのブロードウェイと同じくらい高い評判を獲得しています。
ロイヤル・コート・シアター ロンドンに50以上あるフリンジ(小劇場。NYでいうオフ・ブロードウェイ)の中でも代表的な存在です。

世界中から注目を集め、高い人気を獲得していますが、劇場の目的・理念から照らし合わせて、現在もフリンジのままです。
ヤング・ヴィック・シアター ウォータールー駅から100メートルほど離れた場所にあるフリンジです。過去の名作から最新のオリジナル作品まで幅広く公演しています。
BFIサウスバンク イギリス映画協会が主催している会員制の映画館です。毎年秋頃にはロンドン・フィルム・フェスティバルが開催されています。
ロイヤル・フェスティバル・ホール サウス・バンクにある有名なコンサートホールです。テムズ川に沿って建っています。ほとんど毎日のようにクラシック・コンサートが開催されており、世界トップクラスの演奏を聴くことができます。
クイーン・エリザベス・ホール 前述のロイヤル・フェスティバル・ホールのすぐそばにあるコンサートホールです。こちらも同様に毎日コンサートが行われています。
パーセル・ルーム 前述のクイーン・エリザベス・ホールの建物の中にあるコンサートホールです。こぢんまりとしており、新人や音楽学校の学生らの演奏を聴けます。
バッキンガム宮殿の衛兵交代式 多くの観光客が楽しみにしている衛兵の交代式は、4月から7月までは毎日1回、その他の月では2日に1回、午前11時または11時30分(日曜日のみ10時)に行われています。

なお、大雨や天災時には中止になりますので、天気の良い日を狙って見学に行きましょう。また式中は周辺が観光客で混雑しますので、身の回り品にも注意しておきましょう。

< コメント >
バッキンガム宮殿にビッグベン、ウェストミンスター寺院と、ロンドンを代表する観光名所が集まっています。これらのようなよく知られた観光名所以外にも、大小様々な見どころが集まっているエリアです。天気の良い日に最高の景色を楽しむことができるBAロンドンアイもアミューズメント性が高くておすすめです。

また、後半ではアミューズメント性の高い施設を中心にご紹介させて頂きました。やはり最もおすすめなのは1番最初にご紹介したミュージカル「ウィキッド」と1番最後にご紹介した「衛兵交代式」です。前者は既にニューヨークでご覧になったことがあるという方を除いて、本当に多くの方におすすめしたい内容となっております。

後者はイギリスに来たら欠かすことのできない観光イベントと言っていいでしょう。日本人観光客の姿もよく見かけます。写真やビデオ撮影をお忘れなく。