通貨と両替
グアム・ハワイ・韓国などにある一部の施設を除いて、海外では日本円を使用することはできません。アメリカなら「ドル」、イギリスなら「ポンド」、ヨーロッパなら「ユーロ」といった具合に、国や地域によって使用する通貨は異なります。
普段使うことのない紙幣やコインにどんな種類があるのかは事前に確認しておくようにしましょう。現地での支払い方法や、お金の持って行き方、両替の方法など、お金に関することについての情報をご紹介します。
種類
国や地域によって使用する通貨が違うということは誰でも知っていることかと思いますが、当サイトでご紹介している国や地域の通貨を以下にまとめてみます。
両替について
基本的には旅行に行く前にまとまった金額を両替してしまったほうがよろしいかと思います。もちろん現地に着いてから空港で両替することもできますが、基本的に空港の両替レートはあまり良くないので、日本で銀行で両替しておきましょう。
ただ、韓国や台湾などアジアでは現地の空港や銀行で両替をしたほうがレートが優れていることも多いです。ホテルでも両替を受け付けていることがありますが、ホテルのレートはあまり良くないのでおすすめできません。
また、次の項目で詳しくご説明致しますが、現金はできるだけ少なくしておいて、現地での支払いはできるだけクレジットカードで済ませるという方法がおすすめです。メリットがとても多く、そしてデメリットはほとんどありません。
なお、日本に帰ってきた後、空港から自宅までの交通費が必要となりますので、日本円も忘れずに持って行きましょう。日本円も少し持って行けば現地でお金が足りなくなったときに両替することもできます。
イタリアでの支払いはほとんどクレジットカードで済ましてしまった方が便利で楽です。観光客が多いこともあり、多くのお店でカードを使うことができます。
なお、帰国時にユーロを日本円に両替するときも、現地の空港で行うよりは日本に帰ってきて銀行で両替した方がレートが良いのでお得です。
お金の持って行き方
現金・クレジットカード・国際キャッシュカード・トラベラーズチェックと、様々な持って行き方がありますが、現金とクレジットカードだけで大丈夫です。
よく特設ページブックなどでは「トラベラーズチェックを持っていくといい」と書いてあったりしますが、クレジットカードで十分です。トラベラーズチェックも悪くはないのですが、正直なところ利用できるお店が限られていたり、お店によっては露骨に嫌な顔をされることもありますので、特に持って行く必要はないと思います。
紛失してしまったときのリスクや手続きの面倒さ、さらにトラベラーズチェックを利用できるお店の数などを考えても、クレジットカードの方が全然便利です。
クレジットカードはキャッシング枠もあるので、たいていの場合、海外のATMから現金をキャッシングすることができますので、国際キャッシングカードもあまり必要とは言えません。「現金+クレジットカード」がおすすめです。
「それなら現金も持たずにクレジットカードだけで大丈夫では?」と思われるかもしれませんが、海外旅行に行くのに現金を持っていかないわけにはいきません。それはチップがあるからです。
レストランやカフェなどであればチップもクレジットカードで支払うことができますが、ホテルのクロークやベッドメークなどに関しては現金で渡す必要があります。
海外旅行保険
現地で事故や病気などのトラブルに見舞われたときのために必要なのが海外旅行保険です。短期の滞在であれば、わざわざ海外旅行保険に加入するのではなく、海外旅行保険が付帯されているクレジットカードを取得することをおすすめします。
ただし、カードによって補償額や保証範囲、家族会員も適用されるかどうかなどの違いはありますので、既にカードをお持ちの方は事前に確認しておきましょう。
ある程度の長期の滞在になるとクレジットカードの自動付帯保険だけでは期限が足りなくなってしまいますので、損害保険会社や旅行代理店などを通じて申し込みをするようにしましょう。
なお、どんなに短い滞在でも上記のいずれかの方法で、必ず海外旅行保険を付けておくようにしましょう。海外での滞在では何が起こるか分かりませんから、万が一の時にも安心です。