チップ・マナー・トイレ
日本と海外の日常生活において、大きく異なる点が3つあります。細かいことを言えば3つどころではないのですが、こちらでは特に旅行時に気をつけたい3つの点をピックアップしてみました。日本では普通なことでも海外ではそうでなかったり、もしくはその逆のケースなどもありますので、頭に入れておくようにしましょう。
チップ
海外旅行に行くとなかなか慣れないのがチップです。日本にはない習慣ですがイタリアではサービスにたいしてチップを払うのが当然です。レストランのウエイトレスなどはチップが収入源の大半を占めているほどです。
チップの支払い方法は原則現金と考えておけば大丈夫です。ただし、レストランやカフェなどでクレジットカードを使ってチップを渡すこともできます。クレジットカードを使ってサインをする伝票にはチップの欄が設けられていますので、こちらの欄に希望する金額を記入して、サインするという形式です。
実際のチップの金額ですが、レストランやカフェ・ヘアサロン・タクシーであれば総額の15~20%が目安です。ホテルのベルボーイには荷物ひとつにつき1ドル、ベッドメイキングはベッドひとつにつき1ドル、バレーパーキングは1,2ドルチップを渡すようにすればOKです。
なお、アメリカやカナダでは最低でも1ドル以上にしましょう。コインを渡すのは逆に失礼になりますので、ドル以下の単位は四捨五入、もしくは切り上げ・切り捨てするようにしましょう。
ヨーロッパやイギリスでは単純に10%~15%ほどの金額を渡せばOKです。チップがコインだけになってしまっても失礼にはなりません。
必要な国
チップが必要な国をまとめてみました。当サイトでご紹介している国を始め、日本人旅行客がよく訪れる主な国だけを対象にしておりますので、ここのリストから外れているからと言って、100%不要というわけではありません。
アメリカ・カナダ・イギリス・イタリア・オーストリア・ドイツ・フランス・香港・エジプト・中南米の国々
不要な国
「必要な国」の項目と同様に、主な国だけを挙げています。そのため、こちらに掲載されていない国でも、チップが必要でないこともあります。
マナー
欧米ではレディファーストの精神が徹底されています。レストランやエレベーターなどのドアは自分が押さえて女性を先に通すようにするとスマートです。
もうひとつ注意しておきたいのが喫煙です。日本では歩きタバコをしている方も結構見かけられますが、国や地域によっては指定された場所以外での喫煙が禁じられているということも少なくありません。吸い殻をポイ捨てするようなことをすると数十万の罰金を取られることもあります。
トイレ
日本では公衆トイレを使うこともあるかもしれませんが、海外では極力利用しないようにしましょう。あまり安全とは言えないからです。カフェやファーストフード店でちょっとしたものをオーダーして、トイレを利用すると良いでしょう。
また、ショッピングモールや百貨店などの商業用施設がある場所にもトイレはあります。基本的には誰でも使えるトイレであることがほとんどですので、なにかと便利です。なお、チップ式のトイレを利用する際には50セント程度のチップを管理人に渡すようにしましょう。