アミューズメント
ミラノのアミューズメント施設のご紹介です。世界中から観光客が集まるミラノというと、やはり歴史的建造物ばかりが注目されますが、サッカー観戦やオペラ鑑賞などといったアミューズメントを楽しむことができます。
ジュゼッペ・メアッツァ・スタジアム
アミューズメント施設というと、日本だと東京ディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどといったテーマパークが最初に思い浮かびますが、ミラノにはテーマパークのような施設はありません。
ただテーマパークに負けないほど熱気があって、楽しむことができる施設があります。それはジュゼッペ・メアッツァ・スタジアムです。こちらはミラノにあるサッカー専用のスタジアムです。「サンシーロ」という愛称が付けられています。
イタリアと言えばサッカーのプロリーグ「セリエA」が有名です。まずはカズこと三浦知良さんがアジア人初のセリエAプレーヤーとしてジェノアでプレーをし、その後中田英寿さんがペルージャやASローマ・パロマなどでプレーをしました。今はなんと言っても長友佑都さんです。世界屈指の名門クラブインテルに所属しています。
ACミランとインテル・ミラノ
実はミラノには世界屈指の名門クラブが2つあります。一つは前述のインテル、もうひとつはACミランです。どちらもイタリア国内だけではなく、世界中に数多くのファンを抱えている人気クラブとなっています。
このスタジアムでは、ミラノを本拠地とする超有名サッカークラブ「インテル・ミラノ」と「ACミラン」の試合を観戦できます。
いずれのクラブも同じ「ジュゼッペ・メアッツァ・スタジアム」を本拠地としていて、ともにUEFAチャンピオンズリーグとFIFAクラブワールドカップを勝ち抜いて、世界一のクラブの称号を手にしたことがあります。そのため、ともにヨーロッパを代表するクラブとして知られています。
インテルは1908年の創設、ACミランは1899年の創設と、それぞれ100年以上もの長い歴史と伝統があり、そして同じ本拠地を使用していることから、両チームのライバル関係は非常に強いものがあります。
ミラノダービー
毎年セリエAでインテルとACミランが試合を行いますが、これをミラノダービーと言います。イングランドの「マンチェスターダービー」や、スペインの「エル・クラシコ」と同様に、世界的にも盛り上がる一戦です。
世界中の注目を集める一戦としてとても高い人気があり、大げさではなくミラノの街を二分してしまうほどの盛り上がりを見せます。日本でも深夜の時間帯になるにも関わらず、多くのサッカーファンがこの一戦を視聴しています。
スカラ座
イタリアオペラ界の最高峰に位置する歌劇場です。新古典主義の建築家ジュゼッペ・ピエルマリーニ設計のネオ・クラシック様式で、1778年に建てられました。
サンタ・マリア・アラ・スカラ教会の跡地に建設されたことから、この名前が付けられました。ちなみにサンタ・マリア・アラ・スカラ教会の名前は、ミラノを統治したヴィスコンティ家の妃スカラの名前から由来しています。
スカラ座博物館が併設されており、こちらでは実際に使われたピアノや著名な作曲家らの遺品・自筆の楽譜などが展示されています。蝶々夫人やトゥーランドットが初演された歴史と由緒ある、世界屈指の歌劇場です。
市民公園
ミラノ中央駅の南にある、17万平方メートルの広さを誇る大きな公園です。地元民に愛されている公園で、人々は思い思いの時間を過ごしています。
敷地内には自然史博物館や水族館・プラネタリウム・カフェなどがあります。何か特別な観光スポットがあるわけではないのですが、観光で歩き疲れたときなどにほっと一息つくことができる場所です。
まとめ
サッカー以外にはいわゆるアミューズメント系の施設というものはありませんが、これはミラノだけではなく、ローマやフィレンツェやベネチアなど他のイタリアの都市にも共通して言えることです。ですので、イタリアではアミューズメント施設よりは、古代遺跡や世界遺産や文化施設などを中心に見て回りましょう。