世界遺産
ミラノにある世界遺産の特集です。「レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院」という長い登録名です。ミラノに来たら外すことのできない観光名所です。
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会
ミラノにあるカトリック教会の聖堂です。詳しくは後述しますが、この教会の敷地内にあるドメニコ会修道院の食堂の壁画が「最後の晩餐」です。サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会はミラノ公フランチェスコ・スフォルツァの依頼を受けた建築家ソラーリによって建てられました。
1469年に完成し、ファサードはゴシック様式、クーポラと後陣はブラマンテによるルネサンス様式となっています。
ドメニコ会修道院
ドメニコ会修道院はサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の左手に隣接して建っています。この建物の食堂に「最後の晩餐」が描かれており、予約制で見学することが可能です。1グループ15分の持ち時間で25人ずつの入れ替え制となっています。
数日前に予め電話をするかチケットの入手が必要です。また、見学時には予約時間の30分前までに到着している必要があります。パスポートの提示を求められることもありますので、忘れずに持参しましょう。
最後の晩餐
ルドヴィーコ・スフォルツァ公の依頼を受けたレオナルド・ダ・ヴィンチが描いた壁画です。おそらく世界で最も有名な壁画ではないかと思います。1495年に制作に取り掛かり、完成したのは1498年です。
イエス・キリストが処刑される前夜に、12人の弟子達と最後の晩餐をともにした情景が描かれており、12弟子の中の一人が私を裏切る、とキリストが予言した時の衝撃が伝わっていく瞬間が表現されています。
まとめ
「レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院」と一括りにされているため、ミラノには世界遺産は1つしかありませんが、世界遺産としての価値や知名度はずば抜けています。
なんといっても見逃せないのが「最後の晩餐」です。日本でもこれまで何度もテレビや雑誌などといったメディアに取り上げられてきましたので、知っているという方がほとんどではないでしょうか。ミラノに来たなら欠かせない観光名所です。