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スペイン広場周辺

スペイン広場周辺の観光名所をご紹介しています。映画「ローマの休日」で一躍有名となったスペイン広場を中心としたエリアで、数多くの観光名所が各地に点在しています。地下鉄を使うと効率よく、様々な観光スポットを回ることができます。

スペイン広場 映画「ローマの休日」でお馴染みの広場です。広場前にはスペイン階段があり、いつも観光客で良く賑わっています。階段の手前には「バルカッチャの噴水」があり、こちらの水はおいしいことで知られています。

なお、スペイン広場での飲食は禁止になっており、破ると罰金を科されますので注意して下さい。
トリニタ・デイ・モンティ教会 前述のスペイン階段の一番上に建っている教会です。1585年に完成し、内部は後期ゴシック様式の建築となっています。2つの鐘楼の間にオベリスクが建っているという、とてもユニークなデザインです。
サンタ・マリア・デル・ポポロ教会 1099年に建てられたルネサンス様式の教会です。皇帝ネロの魂が悪霊になったという当時の噂を鎮めることを目的に建てられました。ラファエロの設計による礼拝堂やベルニーニの彫刻などがあります。
ポポロ広場 鉄道ができる前まではローマの北側の玄関口として旅人達でよく賑わっていました。広場の中央には高さ36メートルのオベリスクが建っています。

また、ここにあるポポロ門の内側の内装はベルニーニによって手がけられています。
アラ・パチス アウグストゥス帝がフランスとスペインへの遠征で勝利したことを記念して建てられた祭壇です。紀元前9年頃に建てられました。巨大なガラスケースの中に展示されており、大理石の壁は必見です。
国立絵画館
(バルベリーニ宮殿)
ラファエロの絵画も展示されているバロック式の宮殿です。バルベリーニ家出身の法王ウルバヌス8世の邸宅として使われていました。
バルベリーニ広場 ローマの重要な3つの通り(ヴェネト通り・バルベリーニ通り・トリトーネ通り)をはじめ、いくつかの他の通りも交わっている、観光の起点となる広場です。広場中央には「トリトーネの噴水」があります。
サンタ・マリア・デッラ・コンチェツィオーネ教会(骸骨堂) 正式名称は長い方ですが、骸骨堂の名の方が知られています。こぢんまりとした教会の地下にある納骨堂に修道僧4000人ものしゃれこうべが並べられていることから、このような名前が付きました。
サンタンドレア・アル・クイリナーレ教会 イエズス会の依頼を受け、ベルニーニが建築した教会です。バロック様式の教会の傑作の一つとされています。結婚式場としても人気を博しています。
クイリナーレ宮殿 ローマにある7つの丘で最も高いクイリナーレの丘に建っている大統領官邸です。16世紀後半に創建され、かつては教皇の離宮として使われていました。
トレヴィの泉 ローマで最も有名な観光地の一つです。「後ろ向きにコインを投げると再びローマに来ることができる」という伝説もあまりに有名です。泉の中央には海神「ネプチューン」の姿を見ることができます。
国立パスタ博物館 イタリア料理と言えばパスタと言っても過言ではないでしょう。そんなパスタの歴史を学ぶことができる博物館です。昔のパスタ製造器などが展示されています
ボルゲーゼ公園 ローマで最も広い公園です。17世紀の名門貴族でシエナ出身のボルゲーゼ家の別荘として造園されました。

公園内には後述の「ボルゲーゼ美術館」「ヴィッラ・ジュリア博物館」「国立近代美術館」があり、自然と芸術を落ち着いて満喫することができます。
ボルゲーゼ美術館 もともとはボルゲーゼ家の別荘だった建物です。18世紀から美術館として使用されています。ベルニーニのパトロンであったシピオ・ボルゲーゼが集めた彫刻の傑作コレクションがここに収蔵されています。
ヴィッラ・ジュリア博物館 世界でも有数の規模を誇る博物館で、収蔵品の数は7万点にも及びます。もとは教皇ユリウス3世の別荘として使われていた建物を使用しています。エトルニア文化と歴史を深く学ぶことができます。
国立近代美術館 その名の通り、近代美術にフォーカスして営業している美術館です。19世紀から現代に至るまでのイタリア美術作品を多数展示しています。
蜂の噴水 ウルバヌス8世がベルニーニに命じて作らせた作品で、バルベニーニ家の紋章である蜂をモチーフに、生命と豊穣の象徴とされた二枚貝と合わせて作られました。わき出ている水は普通に飲み水として飲めます。
ヴィットリオ・ヴェネト通り 映画「甘い生活」の舞台となった通りです。バルベリーニ広場からボルゲーゼ公園の入り口まで延びています。高級レストランやカフェ・ホテルが建ち並ぶ優雅で落ち着いたエリアです。
サン・カルロ・アッレ・クアトロ・フォンターネ教会 ベルニーニと並んで、バロック期の有名建築家として知られているボッロミーニが手がけた教会です。彼の才能が凝縮された傑作と評されています。
ヴィラ・メディチ その名の通り、かつてメディチ家の別荘として使われていた建物です。現在は庭園のみ公開されています。
双子の教会 よく見ると微妙にデザインが違いますが、とてもよく似ているのでこのように呼ばれています。前述のポポロ広場に面して、並んで建っている2つの教会です。
アウグストゥス帝廟 アウグストゥス帝が自分自身のために建てた墓です。彼の妻リヴィアと家族もここに眠っています。
ゲーテ博物館 1786年から2年間ゲーテが住んでいた家です。その家をそのまま博物館として公開しています。ゲーテの書簡や日記などといった展示物が置かれています。

< コメント >
イタリア有数の教会や美術館などがあり、あちらこちらに見どころが点在しています。日本人から特に人気があるのは1番上の「スペイン広場」と真ん中にある「トレヴィの泉」です。いずれもガイドブックなどでは大きくスペースを割いて紹介されています。いつも多くの観光客で賑わっているのも特徴的です。