ランキング

ローマにはあまりに多くの観光名所があるのですが、その中でも特に日本人旅行客から好評の見所をランキング型式でまとめてみました。どちらも世界的に有名な名所となっていますので、既にご存じの場所も多いのではないでしょうか。

世界遺産

イタリアは世界で最も多くの世界遺産を有する国として知られ、ローマと言えば世界遺産でしょう!と思われる方も少なくないのではないでしょうか。「ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂」という登録名で世界遺産が登録されており、以下の複数の施設から構成されています。

  1. フォロ・ロマーノ
  2. コロッセオ
  3. コンスタンティヌスの凱旋門
  4. サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノ大聖堂
  5. サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂
  6. サン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂
  7. カラカラ浴場

各施設の詳しい情報などは「世界遺産」のページでご紹介しておりますので、そちらも併せて参考になさってみて下さい。

フォロ・ロマーノ

古代ローマ時代の遺跡で、フォリ・インペリアリ通り側に建っているエミリアのバシリカの脇が入り口となります。

紀元前6世紀頃から293年にかけて国家の政治・経済の中心地として存在していた場所で、タブラリウムやセプティミウス・セウェルスの凱旋門、コンコルディア神殿、アウグストゥスの凱旋門などといった数々の大小様々な遺跡が存在しています。

前述の世界遺産の項目で触れていますが、フォロ・ロマーノは特に人気が高くなっておりますので、こちらで個別にご紹介させて頂きました。

バチカン市国

バチカン市国はローマ市内にある世界最小の主権国家で、カトリックの総本山として知られています。東京ディズニーランドよりも小さい面積ですが、そこにサン・ピエトロ大聖堂、バチカン宮殿、バチカン美術館、サン・ピエトロ広場などがあります。

いずれの施設も外国人観光客から高い人気があり、カトリック信徒であるないに関わらず、非常に多くの方がこの地を訪れています。

トレヴィの泉

アウグストゥス帝が築いたアクア・ヴェルジネ(乙女の水道)の水源を、約1000年ぶりに教皇ニコラウス5世の命で復活させてできた泉です。噴水には神話上の海神トリトンや大洋の紙などが彫刻されています。

またこの地をローマで最も有名な泉として知らしめたのが有名な「伝説」です。この泉には「後ろ向きにコインを泉へ投げ入れると願いが叶う」という伝説が残されており、多くの外国人観光客が実際にコインを投げ入れています。

スペイン広場

すぐ近くにあるスペイン大使館にちなんで命名されたこの広場は、ローマで最も賑やかなエリアとして知られています。映画『ローマの休日』でオードリー・ヘプバーン扮する王女がジェラートを食べたシーンでもおなじみの場所です。ただし、現在はスペイン広場での飲食は禁止されているので、注意しましょう。

広場の中央には、ジャン・ロレンツォ・ベルニーニによる「バルカッチャの噴水」があるほか、周辺には一流ブランドブティックが建ち並ぶ「コンドッティ通り」もあります。観光にショッピングに、とても便利なエリアです。

真実の口

こちらも前述のトレヴィの泉と同様に、有名な言い伝えがあることで知られています。既にご存じの方も多いかと思いますが、「手を口に入れると、偽りの心がある者は手が抜けなくなる」という言い伝えです。「手が切り落とされる」という言い伝えもあります。

映画『ローマの休日』で新聞記者が真実の口に手を入れて、手が抜けなくなったふりをしたシーンがとても有名です。本物の真実の口はサンタ・マリア・イン・コスメディン教会に、レプリカはローマ三越店内などにあります。