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バチカン市国周辺

バチカン市国周辺の観光名所をご紹介しています。世界で最も小さな独立国で、カトリックの総本山でもあるバチカン市国は、ローマ観光で外すことのできないエリアです。信徒であるないに関係なく、数多くの観光客がこの地を訪れています。

サンタンジェロ城 139年にハドリアヌス帝の霊廟として建てられ、その後ルネサンス期に大規模な改築が行われ、現在の姿となりました。

現在は博物館として使用されており、中世から近世にかけての兵器のコレクションなどが展示されています。
サン・ピエトロ広場 後述のサン・ピエトロ大聖堂へと続く広場です。1666年にベルニーニによって設計されました。サン・ピエトロ大聖堂まで284本もの巨大な柱が並んで建ち、柱廊を構成しています。

柱の上にはカトリックの聖人達の像が並んでいます。像は全部で140体あり、そのどれもがベルニーニの弟子達によって作られました。マデルノ設計による噴水もあります。
サン・ピエトロ大聖堂 世界最大のキリスト教の教会で、カトリックの総本山として知られています。ローマ教皇によるミサが行われるときには世界中から6万人もの信者らがここに収容されます。

もともとはこの周辺は墓地となっていました。悪名高きネロ帝の迫害を受けた聖ピエトロが殉教して、この地に葬られ、その墓の上に、326年にコンスタンティヌス帝が教会を建てたのが始まりです。

その後1452年にニコラウス5世によって再建が命じられました。ブラマンテ・ラファエロ・ミケランジェロ・マデルノなどといった天才建築家達によって、長い時間をかけて、再建されました。
バチカン美術館 パリのルーヴル美術館、ロンドンの大英博物館と並んで、世界最大級の歴史的価値の高い重要な傑作名作を収蔵している美術館です。

ミケランジェロ・ラファエロ・ダヴィンチなどと言ったイタリアを代表する世界的に有名な美術品を多数展示しています。ローマ観光の目玉の一つでもあり、世界中から多くの観光客が訪れています。

夏から秋にかけては特に観光客が多く、美術館の前で1,2時間列を作って待つ必要があります。冬のオフシーズンは観光客が少なく快適です。
バチカン市国 前述のサン・ピエトロ広場に玄関口を設けている世界最小の独立国家です。1929年に教皇庁とイタリア政府の間でラテラノ条約が結ばれ、独立国となりました。

独自の通貨や切手を発行しているほか、郵便局や放送局なども備えています。

神聖な場所であるので、あまりにカジュアルな服装は禁止です。短パン・ノースリーブ・ミニスカート・サンダルなどでは入ることができません。服装にも注意しましょう。

< コメント >
このエリアはもうなんと言ってもバチカン市国が最大の見どころです。キリスト教カトリックの総本山として知られていますが、宗教がどうのこうのという話ではなく、広場や建物などが非常に美しく、そして迫力があります。ローマに旅行したらまず欠かすことのできない名所中の名所です。