温泉

「海外で温泉?温泉と言ったらやっぱり日本でしょう!」と思われる方も少なくないかと思います。実際、日本ほど温泉が充実している国は世界中を見てもありません。ただ、実は台湾にも複数の温泉街が存在し、地元民からも観光客からも人気となっています。

それぞれの温泉郷には大型のリゾートホテルなども建っており、宿泊することもできますし、日帰りで入浴を楽しむこともできます。そこでこちらのページでは、台湾で人気の温泉郷をいくつかご紹介したいと思います。

朝日温泉

朝日温泉は台湾南部の東沖に浮かんでいる離島「緑島」にある温泉です。世界に4ヶ所しかないと言われている珊瑚礁の中から湧き出ている珍しい温泉で、源泉は海岸近くの円形プールにあります。リゾート地として知られており、小さな離島ではありますが、宿泊施設も揃っています。

蘇澳(そおう)

台北の南東に位置しているこぢんまりとした街なのですが、この街には台湾とイタリアにしかないという非常に珍しい冷泉があります。その泉質の良さから、この冷泉を使ったラムネや羊羹なども売られており、名物となっています。

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四重渓温泉

台湾島最南端付近にある有名な温泉です。四重渓という川が流れる田園地帯にある温泉で、台湾四大温泉の一つに数えられています。泉質が優れていることで知られており、数多くの観光客が足を運んでいます。温泉街そのものは小さめですが、比較的大きめのホテルから、中級クラスのホテル・経済的な格安ホテルと宿泊施設もニーズに合わせて選ぶことができます。

行義路温泉

台北市内にある温泉街で、立地もいいことから地元民だけではなく外国人観光客もよく訪れています。湯量が豊富で温泉も複数存在し、それぞれの温泉にはレストランや食堂などといった施設が併設されています。

その施設で食事をとったりすると、入浴料が割り引かれたり無料になったりします。なお、露天風呂は日本と同じように水着を着用せずに入浴することができます。

新北投温泉

台北からMRTを使えば日帰りで行ける人気の温泉郷です。台湾では最も有名と言っても過言ではありません。1894年にドイツ人に発見され、その後日本人によって開発されたという歴史を持っています。比較的こぢんまりとした小さな街なのですが、温泉で高い人気を獲得していることから、公衆浴場からスパ併設の高級リゾートホテルまで、様々な宿泊施設が揃っています。

清泉温泉

台北の南東にある静かな街にある温泉で、こちらも日本統治期に開発されました。当時は井上温泉と呼ばれていました。弱アルカリ性炭酸泉の泉質を持っています。なお大風呂では水着着用が義務づけられています。

谷関

日本統治期に開発された温泉で、当時は明治温泉として知られていました。台中エリアを代表する温泉街で、老舗の宿泊施設から大型リゾートホテルまで揃っています。