サンタ・クローチェ地区
この地区で最も賑わっているのはシニョリーア広場です。この広場とヴェッキオ宮殿は中世から政治の中心地として栄えてきました。ルネッサンス絵画のコレクションを持つ世界屈指の美術館「ウフィツィ美術館」も見逃せません。
サンタ・クローチェ聖堂 | イタリアで最大会派であるフランシスコ会の世界最大の教会です。ミケランジェロやガリレオ・ガリレイの墓があることでも知られています。礼拝堂を16も有し、それぞれが美しく装飾されています。 |
ヴェッキオ宮殿 | かつてはフィレンツェ共和国の政庁舎として利用されていましたが、のちにコジモ1世が内部の大改修を命じ、今の形になりました。 2階にある大会議場「500人広間」の天井には39枚のパネルがあり、フィレンツェの歴史が描かれています。 |
シニョリーア広場 | 13世紀から14世紀にできた広場で、共和国時代から政治の中心となっていました。サヴォナローラが火あぶりの刑に有った場所としても知られています。 |
ヴェッキオ橋 | かつては洪水に流された過去もあるフィレンツェ最古の橋です。道の両側には宝石店など多数の露店が立ち並んでおり、途中まで橋だと気付かないこともあります。 |
ウフィツィ美術館 | 前述のヴェッキオ宮殿とアルノ川に挟まれているウフィツィ美術館は1574年に建てられました。ダ・ヴィンチやミケランジェロ、ラファエロなど巨匠たちの作品が展示されており、世界でも有数の美術館となっています。 |
オルサンミケーレ教会 | 1240年に建築された際は教会としてではなく、穀物倉庫として建てられたというユニークな歴史を持つ教会です。金細工のレリーフや素晴らしい祭壇があります。 |
バルジェッロ国立博物館 | 13世紀半ばに建造された建物です。16世紀から19世紀半ばまでは警察署や牢獄として使われていました。ルネサンス期の彫刻などが展示されています。 |
カーサ・ブォナロッティ | ミケランジェロ・ブォナロッティが自分の家を建てるために土地を購入し、甥にに建設を依頼した家です。結局ミケランジェロ自身が住むことがありませんでしたが、現在は初期の作品やデッサンなどが展示されています。 |
パッツィ家礼拝堂 | 前述のサンタ・クローチェ聖堂に付属している美術館の回廊奥にある礼拝堂です。ルネサンス建築の最高峰とも言われており、ブルネレスキによって15世紀に作られました。 |
メルカート・ヌオヴォ | カリマーラ通りとポルタ・ロッサ通りが交わるところにある大きな柱廊です。1500年代に完成し、当時は商取引の中心の場所として栄えていました。 |
サンタ・クローチェ博物館 | サンタ・クローチェ教会付属の博物館です。もともと修道院だった場所を博物館として利用しています。かの有名な「キリストの磔刑像」も展示されています。 |
サリンベーニ | 美術や芸術系の書籍が充実している本屋です。品揃えが豊富なため、多くの芸術系学生が訪れています。 |
ピナイダー・1774 | 1774年に開業したことからこの名前が付いている高級文具店です。質の高い文具が多数揃っています。 |
スペツィエリア・エルボリステリア・パラッツォ・ヴェッキオ | 自然派コスメを取り扱っている薬局です。日本では手に入らない独自のオリジナルアイテムが人気を博しています。 |
ラ・リナシェンテ | フィレンツェにあるデパートです。化粧品・ファッション・お土産となんでも揃っています。5階には免税手続きのデスクがあるので、お忘れなく。 |
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フィレンツェを代表する観光エリアです。ショッピング施設や飲食施設も充実していますが、教会・宮殿・美術館・博物館など様々な見どころが集結しています。シニョリーア広場から、ショッピング通りとして知られているトルナブオーニ通りくらいまでは徒歩で移動することが可能です。