トルナブオーニ通り周辺
サンタ・マリア・ノヴェッラ地区とも呼ばれているこのエリアには歴史的建造物もありますが、なんといってもメインはトルナブオーニ通りを中心とした高級ブランドブティック通りです。ショッピング好きな方にはたまらないエリアでしょう。
サンタ・マリア・ノヴェッラ教会 | ドメニコ派の聖堂として14世紀に建てられました。黒と白の大理石をはめ込んで幾何学模様に仕上げられているファザードが有名です。 |
サンタ・トリニタ教会 | 同名のサンタ・トリニタ広場に面している教会です。内部には著名な祭壇画があります。礼拝堂にはフレスコ画「聖フランチェスコの生涯」が描かれていることでも有名です。 |
ストロッツィ宮 | フィレンツェで最も美しい建築のひとつに挙げられるほどの建造物です。15世紀末にマイアーノの設計により建てられました。トルナブオーニ通りとストロッツィ通りが交わっている交差点の角に位置しています。 |
サンタ・マリア・ノヴェッラ博物館 | サンタ・マリア・ノヴェッラ教会付属の博物館です。フレスコ画に覆われたスペイン礼拝堂がみどころです。教会を見に来たら、こちらの博物館も忘れずに回りましょう。 |
フェラガモ博物館 | 高級ブランドとして世界中に名が知れているサルヴァトーレ・フェラガモの博物館です。フェラガモ本店の地下にあります。オードリー・ヘップバーンのために作られた靴などが展示してあります。 |
コムナーレ劇場 | オペラやバレエ・コンサートなどに使用されている劇場です。特にオペラは人気が高く、9月末~6月末にかけてがシーズンとなります。 オペラの発祥はフィレンツェと言われており、本場で楽しむことができるチャンスです。 |
< コメント >
このエリアは観光というよりはショッピングを楽しむためのエリアです。超一流と呼ばれるブランドブティックがずらっと並んでいて、通りにはショッピングバックを持ちながら歩いている方もたくさんいます。ちなみに日本でも大人気のグッチはフィレンツェのこの通りに本店があります。
あえて観光スポットを挙げるとすると上の6ヶ所です。ヴィーニャ・ヌオーヴァ通りとぶつかるところにストロッツィ宮があり、そこからアルノ川の方へ向かって進むとサンタ・トリニタ教会やフェラガモ博物館などがあります。
アルノ川対岸
ドゥオモやシニョリーア広場のある側からアルノ川にかかったヴェッキオ橋を渡ったところにあるエリアです。高級住宅街として知られていますが、庭園や美術館など見所も満載です。ミケランジェロ広場からの眺めは絶景で、おすすめです。
パラティーナ美術館 | 後述のピッティ宮殿の2階にある美術館です。そこから名前を取ってピッティ美術館とも呼ばれています。メディチ家による16世紀~17世紀の名画コレクションが揃っています。 |
ピッティ宮殿 | アルノ川左岸エリアにある壮大な宮殿です。ルネサンス様式で建てられたこの宮殿は15世紀に完成したと言われています。後にメディチ家が買い取り、修復・再建作業が繰り返し行われて今の姿になりました。 |
ボーボリ庭園 | 前述のピッティ宮殿の裏に広がっている広々とした庭園です。古代ローマのコロッセオのような円形劇場を再現している場所や、数々の池・噴水などが配置されています。 |
サンタ・マリア・デル・カルミネ教会 | 13世紀に建設が始まったものの、火災のために建物の大部分が18世紀に修復・再建されています。天才画家として名が知られているマザッチョが15世紀前半に描いたフレスコがあることから、教会が有名となりました。 |
ミケランジェロ広場 | フィレンツェの街を一望することができる小高い丘の上にある広場です。ダヴィデ像のレプリカが広場のシンボルになっています。観光客から地元民まで、多くの人が訪れて賑わいを見せています。 |
陶磁器博物館 | ボーボリ庭園内の丘に建っているカヴァリエーレ・パビリオンの中にある博物館です。フランスのセーブル焼きや、マイセン、ベルリンの陶磁器が展示されています。 |
サント・スピリト教会 | ピッティ広場前の小道を進んだところにある簡素な教会です。ファザードが未完のままですが、晩年のブルネレスキが設計したことで知られています。 |
サン・ミニアート・アル・モンテ教会 | 前述のミケランジェロ広場の更に上の丘にある教会です。広場からは階段を使って上ることができます。教会の正面からはベルヴェデーレ要塞を一望することができます。 |
近代美術館 | ピッティ宮殿の3階にある美術館です。18世紀後半から20世紀前半のトスカーナ地方の絵画を展示しています。印象派絵画の作品が充実しており、人気を博しています。 |
< コメント >
ショッピングや食事をする施設はあまりありませんが、このエリアには庭園や美術館が多く落ち着いて観光を楽しむことができます。奥には高級住宅街が広がっていて、同じフィレンツェでもまた少し違った顔を見せてくれます。