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ドゥオモ周辺

花の都フィレンツェの観光はドゥオモが起点となります。ドゥオモとジョットの鐘楼は歩いて登ることもできるので、ぜひ登ってみて下さい。古くからフィレンツェの中心地区として栄えていたため、多くの歴史的建造物があります。

ドゥオモ フィレンツェの街の象徴とも言えるドゥオモは世界遺産「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」を構成しています。頂上まで歩いて登れるので、ぜひ登ってみてください。
ドゥオモ美術館 ドゥオモの裏手にある美術館です。ドゥオモ・ジョットの鐘楼・サンジョヴァンニ礼拝堂を装飾していた様々な美術品が展示されています。
ジョットの鐘楼 ドゥオモの南側にある高さ84メートルの塔です。14世紀末に完成し、レリーフや彫像を見ることができます。現在飾られているものはレプリカで、本物は前述の美術館に収蔵されています。
サン・ジョヴァンニ洗礼堂 ドゥオモの隣に建っている八角形の建物です。フィレンツェでも最古の建造物のひとつで、11世紀にフィレンツェの守護聖人に捧げるために建てられました。
昔のフィレンツェ博物館 15世紀から現在までのフィレンツェの歴史を学ぶことができる博物館です。街の移り変わりの様子を絵画や写真で見ることができます。
メディチ・リッカルディ宮 メディチ家が最盛期に約100年間過ごしたとされている住まいです。メディチ家の後は、リッカルディ家が所有したことからこの名前が付いています。
サン・ロレンツォ教会 フィレンツェの支配者でもあったメディチ家の一族が眠っている教会です。1461年に完成しましたが、現在もファザードは未完のままになっています。
メディチ家礼拝堂 1520年代にミケランジェロによって設計・装飾された礼拝堂です。八角形の「君主の礼拝堂」は大理石で豪華に装飾されており、必見です。
ダンテの家 中世イタリアを代表する詩人ダンテが誕生した家です。ドゥオモから徒歩5分程度のところにあります。
ラウレンツィアーナ図書館 前述のサン・ロレンツォ教会内にある図書館です。閲覧室はミケランジェロによる設計と言われており、デザインも非常に美しく仕上がっています。

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ベネチアが水の都と呼ばれるように、フィレンツェも花の都と呼ばれることがあります。そんな花の都の中心的存在なのがドゥオモです。ドゥオモとその前に広がるドゥオモ広場を観光の起点とすると、効率的に様々な場所を回ることができます。

また、フィレンツェに来たからにはドゥオモとジョットの鐘楼に上ってみましょう。頂上まで歩いて階段で上がることができます。頂上からは街を遠くまで見渡すことができ、そしてオレンジ色の屋根で統一されたその景色が思い出に残るはずです。

サン・マルコ広場周辺

誰でも一度はテレビや写真で見たことがあるであろう、ミケランジェロの代表作「ダヴィデ像」があることでも知られているアカデミア美術館があるエリアです。歩き疲れたらサン・マルコ広場のカフェで一休みもできます。

サン・マルコ美術館 ドメニコ派の修道院の中にある美術館です。フレスコ画の宝庫とも呼ばれており、フラ・アンジェリコが描いた壁画は最高傑作とまで評されています。
アカデミア美術館 ミケランジェロの大作「ダヴィデ像」がある美術館です。聖書の中の英雄をイメージして作られたこちらの彫刻は、世界的にもとても知名度が高い最高傑作とされています。
考古学博物館 イタリアでも屈指の考古学博物館です。ルネサンス期にフィレンツェを統治していたメディチ家によって収集された古代ギリシャ・古代ローマ・古代エジプトなどの文化遺産が展示されています。
サンタ・マリア・マッダレーナ・デ・パッツィ教会 13世紀に建てられた教会です。その後、15世紀に改修され、現在の姿になりました。

15世紀の画家ペルジーノの代表作と言われている「十字架に架かるキリスト」は必見です。この教会の最大の見どころのひとつとなっています。
孤児養育院美術館 1445年に完成したヨーロッパ最古の孤児院です。2階には様々な絵画や彫刻が展示されています。建物前の広場は休憩をするのにもちょうど良い場所です。
サンティッシマ・アンヌンツィアータ広場 三方を美しい柱廊に囲まれている広場です。広場中央にはジャンボローニャ作「フェルディナンド1世の騎馬像」とバロック様式の噴水が2つあります。

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商業施設はあまりありませんが、美術館や博物館、そしてフィレンツェ大学も近くにあるため、この一帯にはアカデミックな雰囲気が漂っています。主な観光スポットは以上の6ヵ所ですが、特におすすめなのがアカデミア美術館です。

上の表でもご紹介していますが、アカデミア美術館にはミケランジェロの「ダヴィデ像」があります。これだけではなく他にもいくつかのミケランジェロの彫刻作品が展示されています。美術館の入り口には多くの観光客が集まっていて、よく賑わっていますが、多少待ち時間が発生することもありますのでご注意下さい。