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日本人からも高い人気を誇るイタリアのフィレンツェには様々な観光名所が存在します。世界遺産に登録されている場所であったり、世界遺産には登録されていないけどほとんどの観光客が訪れるような場所だったりと、様々です。そこでこちらのページでは、中でも人気の高いおすすめの観光スポットをご紹介したいと思います。

世界遺産

フィレンツェには「フィレンツェ歴史地区」という登録名で複数の建築物が世界遺産に登録されています。登録されている建築物は以下の通りです。

  1. サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂
  2. ヴェッキオ宮殿
  3. ウフィツィ美術館
  4. ピッティ宮殿
  5. ボーボリ庭園
  6. サンタ・マリア・ノヴェッラ教会
  7. サンタ・クローチェ聖堂

各施設の詳しい概要は「世界遺産」のページからご覧下さい。

ドゥオモ

別名「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」です。サンタ・マリア・デル・フィオーレは「花の聖母マリア」を意味しています。前述の通り世界遺産に登録されていて、フィレンツェを代表する屈指の観光名所として知られています。

外装はゴシック様式、クーポラとランターンは初期ルネサンス様式、ファサードはネオ・ゴシック様式と、それぞれ異なる建築スタイルを取り入れている混成様式となっています。

高さ106メートルで八角形の大クーポラはブルネレスキの傑作で、天井に描かれているフレスコ画『最後の審判』は見物です。なお、祭壇横から階段を使って屋上に出ることもできます。

アカデミア美術館

サン・マルコ広場からすぐにところにある美術館で、美術学校フィレンツェ美術学校の美術館として知られています。ミケランジェロによる4メートルを超える大作「ダヴィデ像」があることで有名で、これは巨大な大理石の塊から2年もの歳月をかけて作らせたミケランジェロの傑作です。

かつてはシニョーリア広場のヴェッキオ宮殿前にあったのですが、雨や風などによる損傷を防ぐという理由でアカデミア美術館に移されました。

ストロッツィ宮

15世紀末にストロッツィ一族のフィリッポ・ストロッツィの依頼を受けて、マイアーノの設計で建築された大きな宮殿です。後述のメディチ・リッカルディ宮とともにルネサンス期のフィレンツェ建築の最高傑作と称されています。

高級ブランドブティックが建ち並ぶトルナブオーニ通りとストロッツィ通りが交差するところに建っており、重厚感を感じさせる外観となっています。

メディチ・リッカルディ宮

メディチ家当主のコジモ1世の依頼を受けて、建築家ミケロッツォが設計した宮殿です。ルネサンス期のフィレンツェ建築を代表する建物の一つとして知られています。2階の礼拝堂にある「ベツレヘムに向かう東方の三賢王」はゴッツォーリの壁画で、コジモの孫を始めとした一族の姿が描かれています。

ポンテ・ヴェッキオ

ポンテ・ヴェッキオはフィレンツェを流れるアルノ川に架かっている橋で、ガイドブックによってはヴェッキオ橋とも表記されています。

フィレンツェ最古の橋として知られていて、実は意味もイタリア語で「古い橋」を示します。東京ディズニーシーのメディテレーニアンハーバーの東側と西側をつなぐ橋「ポンテ・ヴェッキオ」はこのフィレンツェのものに由来しています。