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南部

朝鮮半島の南部にある主な都市をご紹介しているページです。このエリアはなんといっても釜山が最もよく知られています。日本からは飛行機や高速フェリーで行くことができるため、ソウルに次いで日本人観光客から人気の都市となっています。また、釜山以外にはリゾート地の済州島もよく知られています。

釜山(プサン)

釜山は朝鮮半島南東端付近に位置している都市です。韓国最大の都市であるソウルに次いで、国内第2位の規模を誇る都市となっています。釜山の空港への直行便も出ていることから、日本人観光客も少なくありません。ソウルほどではありませんが、地下鉄やバスが整備されていて、市内の移動も便利です。
(→釜山公式サイト

主な観光名所

ソウルに次ぐ大都市ということで、観光名所も多数存在します。高さ120メートルで釜山のランドマーク的存在である「釜山タワー」や、韓国屈指のビーチリゾートとして知られる「海雲台」、チャガルチ市場や国際市場といった大きな市場がある繁華街「南浦洞」などが有名です。

済州島(チェジュド)

韓国で最も大きな島です。朝鮮半島の南に位置していて、韓国内ではリゾート地として非常に高い人気を誇っています。韓国は緯度が高いため冬の寒さが厳しいことでも有名ですが、済州島は朝鮮半島の最南端よりも緯度が低いことと、近くを暖流である対馬海流が流れていることから、冬でもそこまで厳しい冷え込みにはなりません。

主な観光名所

「済州の火山島と溶岩洞窟群」の登録名で世界遺産に登録されている済州島は、島そのものが立派な観光スポットとなっています。中でも人気なのは、長い洞窟を探検することができる「万丈窟」や、頂上からの素晴らしい景色を楽しめる「城山日出峰」、天然記念物に指定されている「大浦海岸柱状節理帯」などです。

統営(トンヨン)

朝鮮半島の南部海沿いに位置している都市で、100を超える小さな島々も含まれます。人口14万人ほどの小さな都市ということもあって、あまり日本ではその名前を聞きませんが、韓国内では自然を満喫できるリゾート地として知られています。
(→統営市公式サイト

主な観光名所

名所はそれほど多くありませんが、中でも比較的知られているのが「南望山彫刻公園」です。80メートルほどの山なのですが、頂上からの見晴らしが良く、ここから写真撮影をする方も多いです。

麗水(ヨス)

南部中央の沿岸部に位置している人口約30万人の都市です。こちらも先に登場した統営と同様に多数の島が含まれていて、その数はなんと300にも及びます。空港がありますが、日本からの直行便はないため、ソウルか釜山を経由して行きます。
(→麗水市公式サイト

主な観光名所

麗水国際博覧会が2012年に行われたことで知られている麗水には、「鎮南館」と「梧桐島」という名所があります。前者は韓国最大の木造建造物で国宝に指定されている建物です。後者は夜景が綺麗と評判の島で、時期によっては無料の噴水ショーが行われていることもあります。

珍島(チンド)

前述の済州島は韓国最大の島ですが、こちらは韓国で3番目に大きな島です。島内の約7割を森林や田畑が占めていて、自然豊かな地となっています。日本ではあまり耳にしない島ではありますが、歌手の天童よしみさんの「珍島物語」という歌は、この島をテーマにして歌われています。
(→珍島郡公式サイト

主な観光名所

珍島が有名になったのは「海割れ現象」のおかげです。これは月に1度ほど海が割れるようにして海の上に道が登場する現象のことで、潮の干満の差によって発生します。観光名所というわけではありませんが、天然記念物に指定されている「珍島犬」も、この島の特徴の一つと言えます。