1級・2級

韓国語能力試験の初級(1・2級)対策です。韓国語能力試験の中では1番難易度の低い初級試験ですが、問題文・説明文は全て韓国語で、しかも作文まであるのでなかなか手ごわいです。初級とは言え結構勉強が必要となります。

1級

1級の合格基準は「各分野の点数がそれぞれ41点以上、かつ合計点が200点以上」です。韓国語能力試験は1分野100点満点で4分野あるので、全400点満点中の半分取ることができれば合格となります。ハングル能力検定の5級~4級に相当します。

初級を受験する方は韓国語の勉強を始めたばかりという方が多いと思います。ですから、試験の説明文がまずわからない、ということにならないためにも過去問や教材で試験の流れを覚えておくことが大事です。そうすれば問題文を読む時間もかなり削ることができます。

基本的には初歩の文法と単語を押さえておけば大丈夫です。「行く・食べる・本」などの単語や「現在形・過去形・未来形・疑問形」などの基本的な文法がなんとなく分かっていれば十分です。

また、文章全部がわからなくても単語さえある程度分かれば推測して解ける問題が多いです。それでもわからない問題はさっさと飛ばして次の問題に取り掛かるようにしましょう。

2級

2級の合格基準は「各分野の点数がそれぞれ51点以上、かつ合計点が281点以上」です。1級よりも若干基準が高くなってはいますが、受ける問題は全く一緒です。ハングル能力検定の4級と3級の間くらいに相当します。

韓国語の勉強初心者が結構勉強して到達できるレベルです。旅行会話くらいでは2級合格はちょっと厳しいです。2級に合格すれば韓国語初心者ではないと胸を張って言えるレベルでしょう。

ポイントは基本的な語彙・文法をしっかりと覚えることです。1級であれば半分正解で合格できますが2級は7割の正解率を求められるので「なんとなく」ではなく「しっかり」覚えましょう。

無理して難しい単語や文法を覚える必要はありません。試験には簡単な単語と文法しか出てきませんので、それらをいかに確実に理解することができるかが重要になってきます。

作文

作文は40点満点で「書き取り」分野の4割を占めます。まずは作文用紙を埋めることを目標に取り組みましょう。ある程度埋まっているだけでも点数をくれます。題材もそれほど難しい内容ではありません。以下のような感じです。

  • あなたの1番好きな友人を紹介してください。何をしている友人ですか?なぜ好きなのですか?
  • あなたの家族を紹介してください。誰がいますか?何が好きですか?

できるだけスペルミスはないほうがいいですが、そこまで気にすることはないと思います。私が初めて受けた時もスペルミスを結構やらかしていたと思いますが「書き取り」の点数は95点でした。

この点数は、初級の作文の試験官はかなり甘めに採点してくれることの証明だと思います。ですから、とにかく用紙を埋めることに専念しましょう。

おすすめ教材

合格できる韓国語能力試験 初級・中級 合格できる韓国語能力試験 初級・中級

この教科書は私が実際に使っていた教科書です。前半は初級対策・後半は中級対策と1冊にまとまっていて、非常に便利かつ分かりやすい教科書でした。
韓国語能力試験初級過去問題集CD付 韓国語能力試験初級過去問題集CD付

初級の方は問題の雰囲気に慣れるためにも過去問を解くといいでしょう。私も初めて韓国語能力試験を受験した時に過去5回分くらい問題を解きました。