5級・6級

韓国語能力試験の高級(5・6級)対策です。韓国語能力試験の中で1番難易度の高い試験となります。中級試験よりも大幅に難易度が上がり、最上級試験にふさわしい難易度といえます。このレベルならネイティブとの会話も不自由がなくなります。

5級

5級の合格基準は「各分野の点数がそれぞれ41点以上、かつ合計点が200点以上」です。韓国語能力試験は1分野100点満点で4分野あるので、全400点満点中の半分取ることができれば合格となります。ハングル能力検定の2級~1級に相当します。

5級を受験する人は韓国に1年以上住んでいる方やビジネスで韓国語を使っている方が多いでしょう。慣用句やことわざの知識もあり、会話はネイティブと話しても全然問題なしのレベルです。

合格基準点が満点の5割でいいとはいえ、韓国語能力試験の最上級試験ですからかなり手ごわい関門です。日々韓国語に触れ、新聞・ニュースを韓国語で見聞きするなどの習慣が必要です。

高級試験はとにかく単語の難易度が高いのが特徴です。もちろん文法も難しいのですが、新聞にでてくるような難しい漢字語や慣用句・ことわざなどの意味を理解しておかなくてはなりません。

読解・リスニングもとても長い文章が出てきます。 読解はいかに短い時間で概要を把握することができるか、リスニングはいかに長い間集中して聞くことができるか、にかかっています。

文章量からも時間との戦いになることが多いので、とにかく早く概要をつかむ、そしてわからない問題はこだわらずにすぐ飛ばして次に取り掛かる、という姿勢が大事です。

6級

2級の合格基準は「各分野の点数がそれぞれ51点以上、かつ合計点が281点以上」です。1級よりも若干基準が高くなってはいますが、受ける問題は全く一緒です。 ハングル能力検定の1級に相当します。6級に合格すると真の韓国語マスターを名乗ることができます。笑

「笑」なんて書いてしまいましたが、あながち冗談でもありません。事実、韓国語を自由自在に使いこなし、簡単な通訳もできるレベルです。日常会話は当然のことビジネス上でもコミュニケーションの問題はありません。ほとんどネイティブと考えていいでしょう。

日々の習慣として韓国語の新聞・ニュースを見る、論文を書く練習をする、などの努力が必要になります。新聞も社会欄、経済欄といった難しい内容のものを読むようにしましょう。

また、6級が韓国語能力試験最後の関門ですから、過去問もできるだけたくさん解くようにしましょう。そして自分の弱点を洗い出してみてください。最後ですから根気よくやり続けましょう。

高級の試験の特徴として解答の選択肢に似たようなものが並ぶことが挙げられます。類義語でもどのように使うのか、どんな場面に適している言葉なのかなど理解しておく必要があります。

作文

高級の作文は極めて難易度が高いです。短い時間内に要求される文字数ももちろんですが、テーマとなる題材も日本語で書くのも難しいんじゃないか、っていうようなものが登場します。直近のテーマでは「世界化時代に人材が持ち合わないといけない条件」なんていうのもありました。

高級レベルになってくると作文の時間切れは致命傷になります。ですから、いかに自分の考えを早くまとめて文章にすることができるか、がポイントです。言うまでもなく、当然文法・単語のスペルなどは正しく正確に使用することが求められます。

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上級者レベルになってくると、とにかく過去問を解いて試験に出やすい単語や自分の苦手分野を理解し克服していく必要があります。
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上と同じシリーズの後半です。この教科書が同シリーズの中で最も難しい上級者向けの本となります。この本まで到達、そしてクリアしたらネイティブとほぼ同じに近いくらいの韓国語スキルを身につけられているはずです。9個の主題のもと全28課で構成されています。