中部
イタリア中部には数多くの有名都市があります。イタリアの首都で、バチカン市国もあるローマを始め、ルネサンス文化が開花したフィレンツェ、なだらかな丘陵にブドウ畑が広がるトスカーナ、パルミジャーノチーズでお馴染みのパルマなどなど、日本でも耳にすることがある有名都市を順にご紹介します。
ローマ
ローマはイタリアの首都で、政治・経済・文化の中心地です。ヨーロッパでも屈指のグローバル都市として知られており、観光客のみならず、ビジネスで訪れる人もとても多いです。市内には古代遺跡や美術館などが多く残り、世界遺産も数多く抱えていることから、1年中世界各国から訪れる人々で賑わっています。
また、世界最小の独立国で、カトリックの総本山であるバチカン市国もここにあります。バチカンの統治者はローマ教皇で、ローマ教皇によるミサが行われるときには世界中から多くの信徒がバチカンに集まります。
みんなの感想(10件)
●●やはり一番には歴史ある都市という印象があります。建物も近代的な高層ビルなどは無く、映画でも多く使われて数百年以上も昔から同じ建物を使って生活をされているのはとても優雅で落ち着いた雰囲気を感じられて、日本人から見ると不思議で羨ましくも思えます。
●●映画で見た通りの景色が広がり、感動しました。ただ観光客がとても多く、なかなかいい写真は撮れませんでした。予想以上に坂の多い都市でしたが、それもまた都市に深みを出しているように思いました。なんだか親しみやすさを覚える都市でした。
観光化されているからか、おいしいお店はおいしいのですが、日本語メニューを見つけてふらりと入ったお店のパスタはビックリするぐらいおいしくなかったです。
●●ローマといえば、まず最初に浮かぶのが「ローマの休日」という映画です。この映画を見た事がある人は殆どだと思いますが、「真実の口」に手を入れるシーンは有名です。ローマに行ったら、是非、真実の口に手を入れたいと思います。
また、スペイン階段で主人公の「アン王女」が食べるジェラード、これも旅行した際には味わいたいと思ってます。
●●やはりローマと言ったら古代ローマ遺跡でしょう。フォロ・ロマーノ(フォルム・ロマヌム)、フォロ・トライアーノ、コロッセオ、アウグストゥス廟、カラカラ浴場、ガイウス・ケスティウスのピラミッド、などなど数々の壮大な遺跡が残されています。これらを抜きにしては観光とは言えません。
●●カトリック教会の大聖堂である「サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂」、真実の口でお馴染みの「サンタ・マリア・イン・コスメディン教会」、コンスタンティヌス1世によって作られた「サン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂」などが有名です。いずれの教会も壮大で迫力があり、同時に歴史を感じさせられました。
●●観光客には意外と知られていないおすすめのエリアがあります。それはトラステヴェレ地区です。北から南へローマを分断するように走っているテヴェレ川の西側に広がるエリアです。
トラステヴェレ地区はローマの下町エリアとして知られており、庶民的なお店が多くなっています。地元で人気のレストランやトラットリアなどが数多く存在し、地元ではグルメなエリアとしても人気があります。
●●ローマには様々なホテルがありますが、私は1人旅をした際にテルミニ駅近くのホテルで宿泊しました。テルミニ駅はローマの玄関的な存在で、鉄道や地下鉄・バスなどが走っています。この駅から市内の各地に行くこともできますし、他の周辺都市へ行くこともできますので、アクセスも良く、おすすめです。
●●3000年の歴史を誇り「永遠の都」と呼ばれるローマは、イタリア中部、テベレ川が市内を流れるイタリアの首都です。市内に独立国の「バチカン市国」があるのも知られています。「ローマ歴史地区」及び「バチカンシティ」としてユネスコの世界文化遺産に登録されています。街のあちらこちらが観光名所です。
●●この前、イタリアに旅行に行ったときの絵を描いてくれといわれて、イタリアの有名建造物、コロッセオを描きました。当時の人たちは、このコロッセオで戦い、奮闘していたのかと思うと、この半円を描くような半分の上部が、まるで戦いの跡のように感じます。
●●日本人観光客の多い場所のレストランでは日本語のメニューを用意してくれている親切なレストランもあります。でも、以前問題になったような観光客から高額な飲食代を取ろうとする悪徳なレストランもないわけではないので、日本語メニューだけを差し出されたら、一応注意した方が良いと思います。
フィレンツェ
フィレンツェはトスカーナ州の州都で、35万人の人口を抱えるイタリア有数の都市です。前述のローマやミラノ・ベネチアと並んで、観光客が多く訪れる都市であり、日本人観光客からも人気となっています。
ドゥオモ、サン・ジョヴァンニ洗礼堂、ジョットの鐘楼から成るサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂を始め、サンタ・クローチェ聖堂やウフィツィ美術館など数多くの観光スポットがあります。
みんなの感想(9件)
●●フィレンチェは花の都といわれています。印象としては古いローマ時代の建物が点在している歴史地区というイメージです。色でいうとオレンジ色を連想します。これは石造りの家々の屋根の色です。イタリアの色でもあります。
●●フィレンツェといえばルネッサンス文化が花開いた、美しい都市です。ミケランジェロ広場があり、フィレンツェの美術館では、レオナルド・ダ・ヴィンチやボッティチェリの芸術が堪能できます。
世界三大文豪とも言われるダンテの暮らした都市がフィレンツェです。かの有名な「神曲」執筆は、このフィレンツェを追放されてから書き記し始めたのです。
またイタリアでドライブを楽しんでみるのなら、フィレンツェで車を借りて、豊穣なトスカーナ地方を旅してみたいです。トスカーナ地方は世界一美しいと言われる、ぶどう酒を作る農地が広がります。穏やかな海のように波打つ丘陵地帯を一度はこの目で見ておきたいです。壮大な絵画のような風景が広がります。
●●フィレンツェに是非とも行きたいです。というのも、やはりウフィツィを始め、サンジョヴァンニ洗礼堂や小説、冷静と情熱の間にの舞台にもなったドゥオモなどなど。イタリアの中でも歴史に彩られた、よりイタリアらしい土地だからです。
ヴェッキオ橋も見たいし、ミケランジェロ広場にも訪れたいし・・・歴史や芸術が好きな自分にとっては一度は訪れたい、あこがれの街です。
●●去年の夏にイタリア旅行に行きました。フィレンツェと言えば別名花の都、高い丘からの眺めは本当に美しかったです。そこの眺めはテレビで写されるので、本当に来たんだ!って実感します。でも、強引な物売りが多いスポットでもあるので要注意です。
●●私もイタリア滞在中に行きましたが、数々の世界遺産があり、とても美しい町並みでした。赤い屋根の町並みが残っていました。ヴェッキオ橋やサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂はとても印象に残っています。ウフィツィ美術館も有名な画家の作品がたくさんあり、見応えがありました。
●●「ミケランジェロ広場」はフィレンツェの町並みを一望できる素敵な場所でした。フィレンツェの町並みはオレンジ色というか赤茶色というか・・・おとぎ話にでてくるようなとにかく可愛らしい色合いでした。広場にあるミケランジェロのダビデ像も素晴らしかったです。
●●フィレンチェといえば、中世ヨーロッパに花開いたルネッサンス文化と陰謀と血塗られたメディチ家を連想します。特にメディチ家をテーマにした書籍などは日本でもよく読まれている歴史書なので、まだこの地を訪れたことはありませんが、訪れる機会があればメディチ家ゆかりの建物などを訪れたいと思います。
●●以前の同僚で、イタリアのフィレンツェに5年間住んでいたことのある人がいます。彼女の話を聞くと、まず思い浮かぶのは「イタリア人はおおらか」ということ。小さなことでくよくよしないそうです。みならいたいですよね。
●●28年前、大学の先輩がイタリアに絵を描きに留学することになりました。ルネッサンス発祥の地フィレンツェに住む、なんて憧れました。
それまでのイタリアの印象はフェリーニとヴィスコンティとフェラーリの国ぐらいの印象しかなかったのですが、そこから芸術と情熱の国だということを聞かされたものです。10年後帰国した先輩は、なぜかイタリアワインの輸入商になっていました。
パルマ
エミリア=ロマーニャ州パルマ県の県都で、世界最古の大学の一つである、1502年創立のパルマ大学があることでも有名な都市です。日本ではサッカーの中田英寿選手がACパルマ(現パルマFC)に移籍したことでよく知られるようになりました。
観光資源も豊富で、見所にあふれています。ロマネスク様式のパルマ大聖堂、美術館や劇場が入っているパラッツォ・デッラ・ピロッタ、バロック様式のファサードと鐘楼を持つサン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ教会などが有名です。
みんなの感想(1件)
●●イタリアと言えばパスタやピザなど結構なじみのある食べ物が多いので親しみがあります。その中でもパルマは、漫画美味しんぼで紹介されていて食の都ということで、生ハムなど昔からの食文化が特に魅力的でした。
粉チーズでおなじみのパルメザンチーズの本場であったり、イタリアの食材の見本市チーブスというものが開催されるなど、あまり知らなかった都市なのですがこと食に関しては、かなり興味がある都市です。
ボローニャ
アペニン山脈とポー川の間にあるポー川谷に位置する都市で、イタリアで最も重要な高速道と鉄道が交差する地点にあることから、多くの国際展示会が開催されています。また、社会サービスが極めて発展した都市としても知られています。
ヨーロッパでも有数の保存状態の良い中世都市の一つとして数えられており、見所も満載です。特にサン・ペトロニオ大聖堂やサン・ピエトロ聖堂、45キロ以上にわたるポルチコ(アーケード)などは必見です。
ピサ
ピサの斜塔でお馴染みのピサです。イタリアに旅行に来る観光客の多くが訪れています。今は人口約10万人程度の都市ですが、ドゥオモも豪華な作りとなっており、建築された14世紀当時、いかに栄えていたかをうかがい知れます。フィレンツェからは鉄道で約50分です。
ピサの斜塔以外の見所として、有名な鐘楼と15世紀の回廊で知られているサン・フランチェスコ教会や、ヨーロッパ最古の大学付属植物園であるピサ植物園、中世ピサの政治中心地であったカヴァリエーリ広場などが挙げられます。
みんなの感想(2件)
●●有名なピサの斜塔に上るために行きました。事前予約を行わなかった為、朝1でチケット購入に向かいましたが既にお昼のチケットでした。下で観ているときにはそんなに傾いていると感じなかったのですが、実際に上ってみると中の階段は螺旋階段で、上に近づくにつれて斜めに傾いている方へよろけてしまいます。
上になればなるほど傾きが大きくなり上るのが大変ですが、上りきったあとに観えるピサの景色はとても綺麗です。真下を除くと側面が見える側と見えない側があり傾きを実感できました。サン・フランチェスコ教会の内装も素晴らしかったです。
●●イタリア中部、ガリレオ・ガリレイの生地であるトスカーナ地方の観光都市。ガリレオが落下の法則を実証したとされるピサの斜塔が世界的に有名です。斜塔は、周辺のドゥオモ(大聖堂)や、洗礼堂とともに「ピサのドゥオモ広場」としてユネスコの世界文化遺産に登録されています。
ラヴェンナ
中世のモザイク芸術で有名な古都です。モザイク芸術を見て回るなら、サン・ヴィターレ教会やガッラ・プラチディアの霊廟、ネオニアーノ洗礼堂などがおすすめです。フィレンツェからは列車で約3時間かかります。
内陸に位置している都市で、アドリア海とは運河でつながっています。また、「ラヴェンナの初期キリスト教建築物群」という登録名で、前述の3つの施設を始め数多くの建築物が世界遺産に登録されています。
ペルージャ
こちらも日本でもよく知られている街です。紀元前8世紀から存在する古都として知られています。13世紀から15世紀にかけて自由都市として繁栄し、数多くのルネサンス建築の傑作があります。ローマからは電車で約2時間30分ほどです。
サッカーの中田英寿選手が海外移籍を果たした際に最初に所属したチーム「ACペルージャ(現在はASDペルージャ・カルチョ)」の本拠地であったことから、町の名前を聞いたことのあるようい方も多いのではないでしょうか。
グッビオ
ウンブリア州ペルージャ県のキョニーノ山の斜面に築かれた町です。典型的な中世都市がの文化が今も根付き、今も尚、「セリ」という蝋燭型の神輿が担がれる祭りが行われています。黄色や青の服を着て、白いズボン。その周りにを、人々が取り巻いて眺め、最終的には、イニーノ山上の聖ウバルド協会を目指します。
シエナ
イタリアで最も美しいと評される石畳の広場がある街で、中世の時代にはフィレンツェのライバル都市的な存在で、覇権争いを繰り広げていました。高さ102メートルのマンジャの塔と豪華なドゥオモが観光名所です。フィレンツェからは市外バスを使って約1時間30分かかります。
「シエナ歴史地区」という登録名で、大聖堂、司教館、サン・ジョヴァンニ洗礼堂、ピッコロミーニ図書館、そして未完となった拡張工事部分から構成されているシエーナ大聖堂を中心に世界遺産に登録されています。
みんなの感想(1件)
●●シエナはイタリア中部、トスカーナ地方を代表する古都です。裸馬競馬祭「パリオ祭」の開催地となっていて、ユネスコの世界文化遺産に登録されています。「世界で最も美しい」と言われる貝殻の形をしたカンポ広場があります。
アッシジ
ローマから電車で2時間ほどの所にある歴史のある街です。キリスト教の聖者フランチェスコがこの街で生まれたことから、キリスト教徒にとってとても重要な街となっています。ローマから日帰りの観光ツアーも出ているので、ぜひ訪ねてみて下さい。
なお、サン・フランチェスコ聖堂とサンタ・キァーラ修道院が「アッシジ、フランチェスコ聖堂と関連修道施設群」という登録名で世界遺産に登録されています。
みんなの感想(1件)
●●アッシジはローマやミラノ、フィレンツェなどの華やかなイメージはありませんが、落ち着いたキリスト教のイメージの街です。ブランドショップなどはありませんが、周辺の風景など都市とは違った美しい情景を楽しめます。特に夕方に見る景色は感動しました。
サン・レーオ
サン・レーオは、世界で5番目に小さなの国、サンマリーノ共和国の近くにある古い村です。その町並みは厳格な古い石造りに、小さな窓。同じような家々が立ち並んでいるところを過ぎると、森と、イタリアの広大な野原、牧草地帯が広がります。
チヴィタ・ディ・バニョレージョ
チヴィタ・ディ・バニョレージョは、岩山にそそり立つ、山岳都市として有名です。岩山の上にある街の写真を、一度は見たことがあるのではないでしょうか。まるで万里の頂上のような階段を上り、絶壁の岩山の上に聳え立つ街は、崩れることなく今も存在し続けています。「天空の町」とも言われています。