ホーム > アジア > 中国 > 世界遺産 > 瀋陽周辺

瀋陽周辺

東北エリアの世界遺産一覧です。このエリアには全部で4つの世界遺産が登録されており、その全てが文化遺産として登録されています。最も古いもので1987年に登録されています。逆に新しいものだと2004年に登録されたものもあります。なお、上から登録された順に並んでいます。

  1. 万里の長城
  2. 北京と瀋陽の明・清王朝皇宮
  3. 明・清王朝の皇帝墓群
  4. 高句麗前期の都城と古墳

万里の長城

中国で最も有名な世界遺産と言っても過言ではありません。東端の遼寧省虎山から西端の甘粛省嘉峪関まで、その距離は約8850キロメートルにも渡り、世界遺産のみならず世界七不思議の一つにも数えられています。

かつては河北省の山海関が東端とされており、全長は約6350キロとされていましたが、2009年の発表で更に東に延びていると修正され、現在の長さとなりました。

東北エリアのみならず華南・華北・華中・西部と中国の全てのエリアに跨がって延びており、その壮大さには驚かされます。

北京と瀋陽の明・清王朝皇宮

2004年に瀋陽の瀋陽故宮が追加登録され、東北エリアに2つ目の世界遺産が誕生しました。瀋陽故宮は遼寧省の瀋陽市内にある清朝の離宮です。皇帝・ヌルハチとホンタイジの皇居として使用されたのが始まりで、その後も離宮として使用され続けていました。

規模こそ北京の故宮の10分の1以下ではありますが、漢民族・満州民族・蒙古民族の建築様式が取り入れられており、現在に至るまで保存状態も非常によいとされています。瀋陽駅と瀋陽北駅から路線バスが出ているので、アクセスも良好です。

明・清王朝の皇帝墓群

こちらも2004年に追加登録された世界遺産です。遼寧省にある東陵(福陵)・北陵(昭陵)・永陵の3つの施設が登録されています。

東陵は後金の初代皇帝であるヌルハチの陵墓で、現在は「東陵公園」として一般公開されています。北陵は清の初代皇帝である太宗ホンタイジの陵墓です。

瀋陽で1番大きな公園「北陵公園」として一般公開されています。永陵は後金のヌルハチの先祖4代の陵墓です。東陵・北陵とともに、清の関外三陵のひとつに数えられています。

高句麗前期の都城と古墳

吉林省の集安市を中心に点在している高句麗前期の遺跡です。遼寧省の桓仁県にある高句麗初期の「五女山城」、吉林省の集安市にある高句麗前期の「丸都山城」、吉林省の集安市にある高句麗前期の「国内城」などを中心に構成されています。