ホーム > アジア > 中国 > 中国西部 > チベット自治区

チベット自治区

チベット自治区はその名の通り、チベット族の民族自治区です。標高3650メートルと富士山の山頂並みの高さに位置し、古くからチベットの政治と文化の中心地として栄えてきた「ラサ」と、そのラサから西に280キロほど離れた地にあるチベット第2の都市「シガツェ」がこのエリアの主な観光都市となります。

ラサの見どころ

ポタラ宮 ポタラ宮とはチベット仏教の最高責任者であるダライ・ラマの宮殿です。このポタラ宮を始めとする数々の建造物が世界遺産に登録されています。1994年に初めて登録された後に、2000年と2001年にそれぞれ追加で登録されています。
ジョカン(大昭寺) ラサの旧市街地区の中心に建っている歴史ある寺院です。作られたのは7世紀といわれています。前述の世界遺産に2000年に登録され、この周辺は観光客やお土産屋さんでとても賑わっています。
ノルブリンカ ダライ・ラマ7世が18世紀に造営を始めた離宮です。広大な敷地(36万平方メートル)を誇り、敷地内には歴代のダライ・ラマが建設した他の離宮もあります。
セラ・ゴンパ 1419年に建てられたゲルク派の大寺院です。かつては日本人僧侶もここで修行を重ねていました。
デプン・ゴンパ 1416年に建てられた非常に大きな寺院です。こちらもゲルク派の寺院で、ゲルク派最大級の寺院として知られています。面積は20万平方メートルを越えます。
ラモチェ(小昭寺) チベットで最初に建てられた仏教寺院です。ラモチェはチベット語で「最も大きな建物」を意味します。
西蔵博物館 チベットの歴史と文化を学ぶことができる博物館で、日本語の自動解説機も用意されています。チベットに関する様々な事柄を学べる貴重な施設の一つです。
ナムツォ ラサから北西に190キロほど離れた場所にある塩水湖です。チベット語で「天の湖」を意味します。琵琶湖の3倍もの面積を誇る大きな湖です。
ガンデン・ゴンパ ラサから東に60キロほど離れた場所にあるワンポル山に建っている寺院です。1409年に建てられ、ゲルク派の総本山として知られています。

ラサのホテル・宿泊施設

ヤルツァンポ大酒店 ラサにある最高級のホテルです。ドアボーイがチベット遊牧民の衣装を着ていて、入る前からチベットに溶け込んでいるかのような錯覚を受けます。
ラサ亜賓館 以前はバックパッカーがよく利用している安いホテルでしたが、今は徐々に高級化が進んでおり、一般のホテル並みの施設を有するようになっています。
香巴拉酒店 ジョカンからほど近くの場所にあるホテルです。立地が抜群なので観光を思う存分楽しめます。

シガツェの見どころ

タシルンポ寺 1447年にダライ・ラマ1世によって建てられた寺院です。ゲルク派六大寺院のひとつにも数えられており、古くから数多くの僧侶達が修行に励んできました。
デチェン・ケルサン・ポタン パンチェン・ラマが夏の時期だけ過ごしていた離宮です。ここでパンチェン・ラマ10世は息を引き取ったと言われています。1844年に最初に建てられたものは1954年の洪水で流されてしまい、その後新たに再建され、現在の姿となりました。
シャル・ゴンパ シガツェから20キロほど離れた場所にある寺院です。1087年に建てられた後、1333年に拡張工事が行われ、さらに大規模な寺院となりました。

シガツェのホテル・宿泊施設

シガツェ神湖酒店 2つ上のラサ亜賓館と同じ系列のホテルです。ジムやレストランなどの施設も充実しています。
郵政賓館 シガツェバスターミナルのほど近くにあるホテルです。交通の便は良いですが、観光名所からは少し離れてしまっています。中級ランクのホテルです。
テンジン・ホテル バックパッカーから大人気のこぢんまりとしたホテルです。夏の時期にはツアー客とバックパッカーとで満室になってしまうので、事前予約をいれましょう。

ギャンツェの見どころ

パンコル・チョーデ 1418年に建てられたチベット最大の仏塔のある寺院です。とてもユニークな外観をしており、ギャンツェの街の人気観光スポットとして知られています。

ギャンツェのホテル・宿泊施設

ギャンツェ飯店 外国人観光客の利用が多いホテルです。レストランやレンタサイクルも利用することができます。
西蔵ギャンツェ建蔵飯店 街の中心街に面しているホテルです。ドミトリーも用意されています。料金は安いですが、清掃が行き届いていて、滞在に不便はあまり感じません。