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吉林・集安・ハルビン

吉林は、吉林省の中央部に位置し、スンガリ川の岸辺にある街です。冬は非常に寒さが厳しく、空気中の水分が木々を覆うようにして凍る霧氷現象が見られる地としても知られています。漢民族のほか、少数民族の満族や朝鮮民族も居住しています。

集安は、吉林省南東部にある比較的小さな街です。北朝鮮と国境を接しています。高句麗が3年に五女山山城から集安に移ってきてから、427年に平壌に遷都するまでの間、高句麗の政治と文化の中心でした。当時の遺跡も多く残っています。

黒竜江省にあるハルビンは黒竜江省人民政府の所在地で、黒竜江省の政治と経済の中心地です。19世紀末までは小さな漁村でしたが、1896年にモスクワへと通じるシベリア鉄道が結ばれることが決まってから、一気に近代都市へと駆け上がりました。

吉林の見どころ

龍潭山公園
(りゅうたんざんこうえん)
高句麗・遼・金時代の遺跡が園内に点在している森林公園です。高句麗山城を見ることができるほか、園内には鹿の角をとるために養鹿場もあります。
北山公園(ほくざんこうえん) 1926年に開園した吉林でも有名な公園です。園内には清代に作られた寺院や廟が多数存在し、宗教行事が多い旧暦の4月5月には多くの地元民で賑わいます。
松花湖(しょうかこ) 日本が建設した豊満ダムの建設によってできた人工の湖です。避暑地として知られている五虎島への遊覧船が夏季限定で出ています。船に乗って湖の上から綺麗な景色を味わうことができます。

吉林のホテル・宿泊施設

世紀大飯店 吉林屈指の高級ホテルです。市内でも最高級の部類に属しています。世紀広場や隕石博物館などからも近く、日本人観光客の利用も多くなっています。
吉林皇家花園海航酒店 新しくできた大型ホテルです。とにかく建物が大きくて、館内はフィットネスやスパ・プール・テニスコート・ボールルームなど施設が充実しています。

集安の見どころ

将軍墳 市から6キロほど離れた場所にある古墳です。高句麗王の陵墓として知られています。1000以上の川崗岩が積み重ねられ作られています。
丸都山城(がんとさんじょう) 市から2キロちょっと離れた場所にある高句麗の山城です。かつては7キロほどの城壁と5つの城門を持つ大きな要塞のような城でしたが、今は石が積まれている廃墟のような姿になっています。
好太王碑(こうたいおうひ) 市から4キロほど離れた場所にある石碑です。第19代の高句麗王が眠っています。この王は高句麗の歴代の王の中でも優れた実績を持っており、高句麗を史上最大級に繁栄させることに成功しました。

集安のホテル・宿泊施設

集安賓館 集安にある歴史の長い老舗ホテルです。このエリアではかなり大きいホテルの部類に入ります。最新設備などはありませんが、泊まるのに不便はありません。

ハルビンの見どころ

中央大街 ハルビンを代表する通りです。1900年初頭から開発が進み、欧米諸国や日本の銀行・商店などが並ぶ商業地となりました。ヨーロッパ風の建築物が建ち並んでおり、かつての風情を今なお感じることができます。
ソフィスカヤ寺院 1907年に建てられたロシア正教の教会です。高さは約53メートルにもなり、こちらもハルビンを代表する観光名所となっています。なお、建物内はハルビン建築芸術館となっています。

ハルビンのホテル・宿泊施設

シャングリラホテル・ハルビン ハルビンにある最高級のホテルです。フィットネスセンターやテニスコート・プール・サウナなどといった充実した施設とサービスの良さが特徴です。
ホリデイ・イン・ハルビン・シティー・センター・ホテル 中央大街の入口に位置しているホテルです。立地が良く観光にもビジネスにも便利です。有料ではあるものの室内で高速インターネット接続も可能です。