ルーヴル美術館

フランスの首都パリというと何を思い浮かべますか?おしゃれなレストランやカフェが建ち並ぶ「シャンゼリゼ大通り」、パリの街を一望することができるパリのランドマーク「エッフェル塔」、記念撮影の定番スポットでほとんどの観光客が立ち寄る「凱旋門」など、人それぞれ異なると思います。

中でも多くの人が思い浮かべる場所の一つに世界最大級の美術館「ルーヴル美術館」があります。こちらも既に登場している上の3つの場所と同様に、観光客が必ず訪れると言っていいほどの人気スポットです。

特徴

フランスの歴代国王の宮殿として使われていたルーヴル宮殿を美術館として公開しているのがルーヴル美術館です。建物自体は12世紀に建てられたもので、フランス革命後の1793年に一般公開されました。それ以来、コレクションの数は増加し続け、現在ではなんと30万点以上の作品を収蔵しています。

アメリカの首都ニューヨークにあるメトロポリタン美術館と並んで世界最大級の美術館と称され、そしてアシュモリアン美術館(イギリス)や、ドレスデン美術館(ドイツ)、バチカン美術館(イタリア)と並んで、ヨーロッパで最も古い美術館の1つにも数えられています。

建物はコの字型に構成されており、各辺で3つのエリアに分けられています。それぞれ主リー・リシュリュー・ドノンと名付けられており、この「コの字型」の中央に位置しているのがルーヴル美術館のシンボルでもあるガラスのピラミッドです。

ここが入り口となっていて、ガラスのピラミッドから下へ降りると総合案内所やチケット売り場などが広がっています。

平面でもかなりの面積があるはずなのに、半地階・1階・2階・3階と展示室が用意されているので、全てを見て回るにはかなりの時間と労力を要します。特に観光旅行で短期滞在という方は、事前にチェックしたいエリアを決めておいて、そこを回るようにしましょう。適当にあちらこちら回っていると迷子になりかねません。

みんなの口コミ

●●パリにはいたるところに見どころがあり、どこが見どころかというより、まるで、パリの街全体が見どころのような気がしましたが、個人的な一押しは「ルーヴル美術館」です。

もう、世界中の傑作作品がパリのルーヴル美術館に大集合したような感じで、美術・美術品が好きな方は、一日だけでなく数日にわたって通い観賞しているようでした。特に、美術を専攻している学生さんや美術関係のお仕事をなさっている方は、一度はルーヴル美術館を訪れるときっとプラスになると思います。

●●私は2回しか訪れたことがないのですが、やはり規模がとても大きくて見応えがあります。私は日本に住んでいるのでフランスに行くときはいつも観光旅行で、そのため滞在日数は1週間あるかないかくらいです。

それでもルーヴル美術館をいつかは全部見て回ろうと思っています。おそらくまだルーヴル美術館全体の10分の1くらいしか見ることができていませんが、休暇を取ることができたらまた新しいエリアへ行きたいですね。

●●「woo~シャンゼリゼ~♪」でお馴染みのパリです。フランスの首都で、世界的に見ても屈指の観光都市と言えます。毎年多くの日本人旅行客も訪れており、ある種憧れの旅行先として知られています。

テレビの旅行番組なんかでもしょっちゅう取り上げられており、エッフェル塔や凱旋門・オペラ座・シャンゼリゼ通りなどは抜群に知名度が高いです。パリで観光のオプショナルツアーに参加すると、まず間違いなくこれらの場所を回ります。

そして忘れてはいけないのがルーヴル美術館です。世界三大美術館の内の一つで、世界遺産にも登録されています。レオナルド・ダ・ヴィンチのモナリザが展示されていることでも有名で、開館しているときはいつもモナリザの周辺には数多くの人々が集まっています。

とにかく広くて大きくて、1日がかりでも全部を見て回ることはできません。1ヶ月とか長期でパリに滞在できるのであれば複数日かけて全部の展示室を見て回るのもいいですが、1週間程度の短期の旅行なのであれば、事前に見たい展示室や作品などに目星を付けて、それだけ見て回ることをおすすめします。

ルーヴル美術館以外にも数多くの観光名所がパリにはありますから、ルーヴル美術館だけで日程の多くを消化してしまうのはちょっともったいないかもしれません。

ちなみに、映画「ダヴィンチ・コード」にも登場したルーヴル美術館のシンボル的存在であるピラミッド。こちらは映画の中では666枚のガラスが使われていると言われましたが、実際はもっと多くのガラスを利用しています。なお、このピラミッドの建築を決めたのはフランソワ・ミッテラン元フランス大統領です。