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サン・ジェルマン・デ・プレ~カルチェ・ラタン

サン・ジェルマン・デ・プレ~カルチェ・ラタンの観光名所をご紹介しています。セーヌ川左岸の知性の象徴とも称されているこのエリアには、世界有数の大学パリ大学(ソルボンヌ)を始め、博物館や美術館などが多く点在しています。

サン・ジェルマン・デ・プレ教会 6世紀頃に建てられた歴史ある教会です。現在に至るまで、9世紀のノルマン人による侵攻やフランス革命などによって破壊→再建を繰り返し、今の姿となりました。
オルセー美術館 19世紀の美術を専門に展示しているパリ有数の美術館です。かつては鉄道駅舎兼ホテルであった建物をそのまま利用して美術館として生まれ変わりました。

一部例外もありますが、原則的には1848年から1914年までの美術品を展示しています。

それ以前の作品はルーヴル美術館、以降の作品は国立近代美術館という役割分担がされているので、それらと併せてみることでフランスやヨーロッパの美術史を網羅することができます。
リュクサンブール公園 約23ヘクタールもの広大な敷地を持つ、パリで最大の公園です。リュクサンブール宮殿の庭園として作られ、現在はリュクサンブール宮殿にフランス元老院が入っています。

庭園の至る所に彫像や記念碑などが建っており、合計で100以上にも及びます。休日や週末には小さな子どもを連れたファミリーや、カップルなど地元の人々が思い思いの時間を過ごしています。
サン・シュルピス教会 奥行き120メートル幅57メートルと、パリで2番目に大きい教会です。そのサイズはパリ最大のノートルダム大聖堂よりわずかに小さい程度で、かなりの大きさと迫力があります。

「天使とヤコブの闘い」や「悪魔を撃つ大天使ミカエル」などといった有名な美術品も多く収蔵されており、パリ屈指の教会として知られています。
奇跡のメダル教会 サン・ジェルマン地区からちょっと外れたところにあるこぢんまりとした教会です。

修道女「聖カタリーナ」の遺体が130年以上にわたって腐敗せずに安置されている場所として知られており、世界中からカトリックの信者らが訪れています。

聖カタリーナが身につけていた聖母マリアのメダルが彼女の遺体を腐敗しないようにしていると言い伝えられており、この名前が付けられました。
パンテオン 聖ジュヌヴィエーヴの丘に位置する建物です。奥行き110メートル高さ83メートル、ドームの重さは1万トンと言われています。

パリの守護聖女、聖ジュヌヴィエーヴを祀るために作られた教会が前身で、後にルイ15世がその教会を再建して現在の姿となりました。

フランスの偉人らが数多く祀られており、キュリー夫人やユーゴー、モネ、マルローなどもここに祀られています。
サンテティエンヌ・デュ・モン教会 パンテオンの裏に建っている教会です。13世紀に建築された後、17世紀に増設工事が行われ、現在の姿となりました。

ユニークな形をしたファザードが特徴的です。思想家のパスカルや劇作家のラシーヌなどもここに眠っています。
ソルボンヌ 1253年に神学者のロベール・ド・ソルボンが貧しい学生らのために創設した学生寮が始まりです。

13の総合大学に分かれているパリ大学のうち3校が「ソルボンヌ」の名前を残しています。一般人は敷地内に入ることができないので、外から見物しましょう。
サン・セヴラン教会 奥行き50メートル横幅34メートル高さ17メートルと、奥行きが少ないため多少アンバランスな形になっている教会です。内部はとても明るく、15世紀のステンドグラスが目玉となっています。
モスク 第一次世界大戦でフランスに味方したイスラム教徒のために作られたモスクです。

館内に一歩足を踏み入れると、パリとは思えない別世界のような空間が広がります。中にはカフェも設けられており、のんびりと時間を過ごすこともできます。
植物園 ルイ13世の時代に王の主治医が薬草を育てるために作った植物園です。現在はここに何種類もの植物が育てられており、フランス式庭園が広がっています。
国立自然史博物館 前述の植物園の敷地内にある博物館です。フランスの文部省・研究省・環境省の共同監督下にあり、世界屈指の規模と収蔵品数を誇ります。

昆虫標本を加えると全部で1億7000万点もの収蔵品数があり、ここよりも多くの収蔵品を誇る博物館はアメリカの首都ワシントンにある国立自然史博物館とイギリスの首都ロンドンにあるロンドン自然史博物館のみです。
アラブ世界研究所 ヨーロッパ世界とアラブ世界の協力と文化的交流を促進することを目的に建てられた地上10階地下3階のガラス張りでできた建物です。

アラブの文化や歴史背景などを学ぶことができます。なんといっても建物自体がとてもユニークで、見応えがあります。
オデオン座 1782年にオープンした歴史ある劇場です。当時はコメディ・フランセーズの劇場として使われていましたが、今は欧州と中東の劇団が公演を行っています。
ユシェット座 カルチェ・ラタンの裏通りにひっそりと建っているこぢんまりとした劇場です。1957年からほぼ毎日イヨネスコの作品を上演し続けています。
植物園 ルイ13世の時代に王の主治医が薬草を育てるために作った植物園です。現在はここに何種類もの植物が育てられており、フランス式庭園が広がっています。

< コメント >
サン・ジェルマン・デ・プレからカルチェ・ラタンにかけてのエリアにある名所をご紹介させて頂きました。最も世界的に知られているのはオルセー美術館です。日本人からの知名度も高く、多くの外国人観光客が足を運んで芸術鑑賞をしています。