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サン・マルコ地区

サン・マルコ地区の観光名所をご紹介しています。このエリアが観光の中心、そして起点となります。サン・マルコ広場、サン・マルコ大聖堂、ドゥカーレ宮殿は世界遺産に登録されています。時間をかけて見て回りたいエリアです。

サン・マルコ広場 ベネチアの政治・文化・宗教の中心地です。東側には後述のサン・マルコ大聖堂とドゥカーレ宮殿が建っています。

12世紀頃から広場の整備が始められたと言われています。高さ96メートルの鐘楼にはエレベーターで登れます。

かのナポレオン・ボナパルトが「世界で最も美しい広場」と評したとも言われており、ベネチアの玄関口、そして中心地として多くの人々が行き交っています。
サン・マルコ大聖堂 聖人マルコの遺骸を収めるために9世紀に創建され、その後11世紀から15世紀にかけて改築が行われ、現在の姿となりました。聖堂の中はビサンティンとロマネスク様式が融合したモザイクで装飾されています。
コッレール博物館 14世紀から18世紀にかけてのベネチアの美術品が展示されている博物館です。ベネチアの歴史や文化を学ぶことができます。

館内は歴史観と絵画館に分かれており、どちらも貴重な作品や資料が収蔵されています。サン・マルコ広場の西にある新行政館の中に入っています。
ドゥカーレ宮殿 1309年~1442年にかけて建てられたベネチア・ゴシック様式を代表する建築物です。当時はベネチア共和国の歴代総督の住居兼共和国政庁として使われていました。

宮殿の中には、歴代のベネチア総督の肖像画など多くの絵画が飾られています。このドゥカーレ宮殿の裁判所と監獄を結ぶ橋は、「ため息の橋」と呼ばれていることでも有名です。
サント・ステファノ教会 13世紀に創建されたアウグスチヌス修道院付属教会です。14世紀にゴシック様式で再建され、現在の姿となりました。大理石を使ったファザードも立派です。

教会内には15世紀のロンバルド派の彫刻が絵画が収められています。
マルチアーナ図書館 前述のドゥカーレ宮殿の向かいにあるベネチアで最大の図書館です。全部で90万冊にも及ぶ書籍や資料が収蔵されています。

16世紀に著名な建築家サンソヴィーノによって建てられ、ベネチア・ルネサンス様式の代表的存在です。
ラ・フェニーチェ劇場 ベネチアのみならず、イタリアをも代表する国立の歌劇場です。1700年代末に創建されましたが1836年に火災で焼失しました。

その後再建されましたが、なんと1996年に再び火災で焼失し、2003年に再建されました。小規模ではあるものの音響の素晴らしさが特に評価されています。
カ・グランデ
(コルネール宮殿)
1536年にこちらもサンソヴィーノの手によって作られた邸宅です。ベネチアの商人貴族コルネール家がここに住んでいました。3段構成のファザードが重厚感を出しています。
カ・フォスカリ 1649年に建設が始まり、完成するまでに100年以上を費やした重厚感のあるバロック様式の建築物です。当時はこの様式が最新でした。建物内は、ベネチアの18世紀の生活様式が再現されており、博物館となっています。

< コメント >
サン・マルコ地区はベネチア観光の中心となるエリアで、数々の見どころの他、ショップや飲食店なども点在しています。サン・マルコ広場を観光の起点として、色々な場所を散策してみるといいかと思います。