ダイナースクラブ

ダイナースは世界で初めてクレジットカードを発行した国際ブランドです。ステータスがとても高いことでも有名で、一般カードでも他の国際ブランドのゴールドカード以上のグレードと言われています。

カード会員の細かいニーズにも対応してくれるサービスデスクの質の高さや、挙げきれないほどの特典なども、ステータスと共に魅力的と言えます。

そのため、入会資格も厳しめに設定されており、年齢33歳以上、勤続10年以上の役職者または自営10年以上、自家保有、などの基準が入会の目安としてダイナースクラブよりと公表されています。

また、ダイナースのブラックカード「ダイナースクラブ・プレミアムカード」を取得するにはダイナースからのインビテーション(招待)が必要になり、インビテーションを受けるには収入や利用履歴が重要、などと一般的には言われていますが、正式には一切の条件を非公開としています。(→ダイナースクラブ公式サイト

メリット

  • 圧倒的なブランド力
  • 一般カードでも他社のゴールドカード以上のステータス
  • 持っているだけである種の社会的地位の証明にもなる

デメリット

  • VISAやマスターカードと比べると加盟店は若干少なめ
  • 発行に必要な審査が厳しく、落ちるケースも多い

ゴールドカードについて

ダイナースクラブにはゴールドカードはありません。一般カードが既に他社のゴールドカード以上のステータスを持っています。入会審査も非常に厳しく、アメックスと並んでステータスが高くブランド力の強いクレジットカードとして知られています。

ブラックカードについて

富裕層の中でも一部の限られた人しか持つことができないブラックカードは多くの人のあこがれのカードと言えます。ブラックカードというとアメリカンエキスプレスのブラックカードが浮かぶ方が多いかと思いますが、同じくステータスの高いダイナースを忘れるわけにはいきません。

ダイナースは、ブラックではないベーシックなカードでも入会基準が高めに設定されているくらいですから、その基本カードの遙か上をゆくブラックカードは基準が高いのはもちろんのこと、所有者の数の少ないことからくる希少価値も極めて高いと言えます。

ダイナースクラブ プレミアムカード

ダイナースクラブが発行している最上位カードです。ダイナースには一般カードとこちらのプレミアムカードしかありません。一般的にはブラックカードのカテゴリーに分類されます。

ブラックカードですので、自ら進んで申し込むと言うことはできません。一定以上の年収と利用実績を求められます。それらの条件をクリアした人にだけインビテーション(招待状)が送られてくるのです。インビテーションが送られてくるようにするためには以下の手順が最も効率的かと思います。

  1. ダイナースクラブ一般カードに申し込む
  2. カード審査を無事通過したら毎年数十万円程度は使うようにする
  3. 返済の遅れは絶対に起こさないようにする

ダイナースのブラックカードのメリットを述べる必要は、もはやないかと思います。数え切れないほどの特典やきめ細やかなサービスなど、最高のステータスを持ったブラックカードならではのメリットを享受することができます。

提携カード一覧

カード名 年会費 海外旅行保険 国内旅行保険
ANAダイナースカード 本会員 :21,000円
家族会員:6,300円
1億円 1億円
JALダイナースカード 本会員 :23,100円
家族会員:9,450円
1億円 1億円

ヨーロッパで比較的強く、北米(アメリカ・カナダ)では若干利便性が低いと言われたこともありましたが、マスターカードと提携したことによって、北米ではマスターカードの加盟店でもダイナースのカードを使えるようになりました。これによって北米でも使える場所が大きく増え、便利になりました。

トリビア

ここから先はダイナースクラブに関するちょっとしたトリビア・雑学のコーナーとなります。ざっくばらんにご紹介しておりますので、読み飛ばして頂いても結構です。

「アメリカン・エキスプレスとダイナースの高級感が高いワケ」

アメリカン・エキスプレスとダイナースクラブには、JCBやVISA・マスターカードにはない独特のブランドイメージがあります。その高級感というブランドイメージはどこから生まれているでしょうか。今回はそこのトコロを考えてみました。

両社に共通していることがいくつかあります。

  1. チャージカード(利用金額を分割ではなく、一括で支払う事が基本のカード)
  2. カードデザインの統一
  3. 高い審査基準

この3点が大きくブランド力に関わっていることは間違いないでしょう。今はそれほど高い審査基準ではなくなりましたが、ダイナースは以前審査基準に「持ち家があること」が入っていました。

まだまだある共通点

あと、両社ともキャッシングのイメージがあまりない、ということも関係していそうです。当然キャッシングを利用することが可能なのですが、ほとんど前面に出してPRはしていません。

サービスが手厚いのも大きな特徴で、たとえば海外でカードを紛失してしまってもアメックス・ダイナースはほとんどの場合翌日にはカードの再発行をしてくれます。