3級
英検でいわゆる初級レベルに位置しているのが5級~3級です。5級と4級は基礎の基礎、3級は基礎に少し毛の生えた程度とお考え頂ければいいかと思います。こちらはさほど難しくないので、初めての受験でも合格するケースが多いです。
なお、3級から筆記試験の1次試験を合格した後、2次試験の面接が登場します。面接とはいっても長くて10分ですから(だいたいは5,6分くらいです)、緊張せず落ち着いて受けましょう。リラックスすることが最も重要です。
勉強法
英検3級の一次試験合格率は6割です。だいたい中学卒業レベルの英語力とされています。5級・4級と比べると若干難易度は上がりますが、試験では中学で習ったことしか出題されないので、ここでもやはり基礎を忘れないようにしましょう。難しくなったからといって構える必要はありません。
4級までは文法に関しては現在形・過去形や現在進行形を押さえておけば大丈夫でしたが、3級からは未来形も登場します。新たな助動詞(can,must,may,willなど)も出題されますので、各文法事項を一度おさらいしておきましょう。
また、英語の特徴でもある関係代名詞も3級から出題され始めます。文章の途中に出てくる前の分を修飾するための言葉で、大学受験などでもよく出題されます。
I will buy a cup of coffee which costs about 300yen.
I
have to talk to my friend who has my book.
I like my teacher who can speak three languages.
これらの文章における「which・who」が関係代名詞に当たります。
面接対策
3級から先は一次試験を通過すると二次試験の面接となります。一次試験終了後から時間が空きますので、試験の出来具合に関係なく、面接対策もしておきましょう。
- 入室から着席
- 本人確認と挨拶
- 試験官から問題カードを受け取り、黙読
- 同じ内容を音読
- 音読した文章に関する質問
- 問題カードに描かれているイラストについての質問×2
- 受験者自身に関する質問や意見を問う質問×2
- 問題カードを試験官に返して退席
基本的な流れはこの通りです。試験官も受験者のレベルはある程度分かっていますから、やけに難しい質問や意地悪な質問などはしてきません。
質問の意味が分からなかったり、聞き取れなかったときには「Sorry, please say it again」や「Pardon me?」などと答えるようにしましょう。前者のほうがナチュラルな言い回しですが、試験官はそんなこと気にしないので、神経質にならなくて大丈夫です。
聞き取れなかったときに、これらの台詞を2,3回聞き直すくらいであれば減点はされませんが、何度も何度も繰り返してしまうと減点の対象となります。また、態度も評価対象となっていますので、失礼のない受験態度を取るようにしましょう。
なお、面接の合格率は3級・準2級ともに約8割と高率ですから緊張せずに落ち着いて面接に臨めば合格できるでしょう。冒頭でも触れましたが、リラックスすることが最も大事です。
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