リスニング

TOEFLのリスニングは全部で35問出題されます。ダミー問題と呼ばれる、スコアには影響しない設問が追加されることがあるため、試験時間は60分~90分の間で変動します。通常は2つ、ダミー問題が入ると3つのリスニングを行います。

話す人間が1人であるパターン・2人で会話を進めるパターン・複数人でディスカッションや会話をするパターンなど、実際の大学生活や講義などにおいてありがちなシチュエーションのものが多いです。

リーディング・ライティング・スピーキングのセクションがあるTOEFLの中で、リスニングは最も難易度が高いセクションと感じる方も多く、問題も難しいものが多いですから、しっかりと事前に勉強をしてから試験に臨みましょう。

問題集を使う

まずはなによりTOEFLのリスニング対策の問題集を一冊手に入れましょう。当ページでも最後にいくつかご紹介しています。何も考えずに一通り解いてみてください。終わったら解説は読まずに採点だけ行います。とりあえず点数とTOEFLのリスニング試験の感覚を知っておきましょう。

次の日にもう1度同じ問題を解いてみましょう。採点した後に、今度は解説を読みます。前回間違えた問題、今回間違えた問題、前回も今回も間違えた問題を中心に、間違えた理由などを解説を読みながら確認していきましょう。

次に、今度は解いたリスニング題材を音読します。教材にリスニング問題のスクリプトが付いているはずですので、そちらを口に出しながら読みましょう。黙読するのではなく、しっかりと音読するようにしましょう。

シャドーイングも有効

シャドーイングとはCD音声のすぐ後(0,5秒後くらい)から自分も発声してついていくことなのですが、このシャドーイングにはリスニング力向上と発音改善を期待できます。ですので、上で解いたリスニング問題もシャドーイングしてみましょう。

ここまでを1セットとしてリスニングのトピック単位ごとに繰り返して行うことをおすすめします。リスニング問題を繰り返し練習することで頻出単語などを覚えることができるほか、スピーキングにも役に立ちます。

ひたすらTOEFL用の教材でやり込んでも構わないのですが、それだと長続きしないという方は、海外のドラマやニュースなどをリスニング・シャドーイングの教材として使ってみて下さい。息抜きにもなって勉強にメリハリが付きます。

おすすめの参考書

TOEFLの中でも最も難易度が高いと言われているリスニングセクションの対策教材をご紹介しています。問題を数多くこなすことも重要ですが、各教材から攻略法や対策を学ぶこともできるので、ぜひ参考になさってみて下さい。

Cracking the TOEFL iBT with CD Cracking the TOEFL iBT with CD

難易度は若干高めです。洋書ですので全部英語で書かれています。iBTのセクションごとに問題と解説・対策が書かれているので、各セクションごとに丁寧に勉強することができます。Crackingの通り、TOEFLを攻略するための良書です。リスニングに特化した教材ではないのですが、おすすめです。
TOEFL TEST対策iBTリスニング TOEFL TEST対策iBTリスニング

とてもボリューム感のある参考書です。本も分厚いのですが、リスニング用のCDも4枚も入っています。難易度も高めに設定されていて、登場する語彙も難しいものが少なくありません。かなりの練習をこなせますので、1冊やりきった後には、おそらくリスニング能力が上がっていると思います。
TOEFLテスト完全攻略リスニング TOEFLテスト完全攻略リスニング

リスニングセクションの説明や解説がとても分かりやすい良書です。練習問題も序盤の方では短いものが多く、後半にいくにつれ長めのものが増えてきます。ネット書店Amazonでのレビューも高得点を獲得しています。

リスニング対策(前半45分)

リーディング対策(後半75分)

実用英語技能検定(英検)の勉強法